
裏メニューながら「カラスミとチーズの黄金カルボナーラ」(¥2,400)と注文すれば提供可


「外食は相手との距離を縮める場所。特にカウンターが好きなのは緊張がほぐれるから。スタッフの方々が“気さく”なのも重要」と中村さん。細長いL字カウンターはそんな条件を満たしている

新玉ねぎの甘みとトマトの酸味とのバランスが秀逸。「淡路島産新玉ねぎのアマトリチャーナ、手打ちのピチ」¥4,200(2人前)

「tens.のプリン」(¥1,300)は外側は硬めで中は滑らか。ラム酒入りのビターなキャラメルが赤ワインと好相性

「ナポリタン」(¥4,000)などの裏メニューは22時以降に登場。前菜からメインまで50種もの料理を頼める贅沢がある。余裕ある大人しか通えない価格帯も、店の雰囲気が良い秘訣




赤羽駅西口の「イトーヨーカードー」に隣接する「ループ館」。庶民的な飲食街の中に、食通が集う美食店が潜む。立地の妙が面白い

料理は夫の祐二さん、ワインは奥様の麻里さんが担当。「ここを目がけて来てもらえるように」とあえて目立たない場所を選んで出店した。ワイン好き夫婦の穏やかな人柄も居心地良い




骨付き肉を蒸して脂抜きしてから揚げるため、口当たりがしつこくなくあっさり。酢で仕上げた、香港スタイルの「スペアリブ揚げ トマトビネガーソース」¥2,200。八朔やスウィーティーを思わせる爽やかな白が合う

表にずらりと並んだワインボトルが目印



「奇麗な焼きは奇麗な串打ちから」と、仕込みの段階からしっかりと串を整えることを重視する理論派の林さん。気さくな人柄も愛される理由だ

炭と薪の2種の熱源を使用するが、焼き台とカウンターの間にエアカーテンを設置することで、炎や煙が客席に流れない

藁の香りが漂う「白レバー」

「手羽先」には柑橘を忍ばせて

チーズ&クミンの「さつま揚げ」




ワインボトルが飾られたリビングのようなリラックスできる空間。テーブル配置もゆったりしており、居心地良く過ごせる。客層は40~60代が中心

イタリアのナチュラルワインが中心。ボトル40種類は¥5,000均一、グラス8種類も¥900均一と破格。マキタスポーツさんが必ず注文する花のアロマが華やかな「アントヌッティ フリウラーノ2022」(左)



レコードのアナログ音を70年代のヴィンテージスピーカーで聴く、良音に包まれながら飲むワインが至福

店主の有馬さんは文学部出身。本棚にはワインや料理の本、伊丹十三の書籍なども並ぶ。カウンターはワインの色が映えるように白にこだわり、天井にはひとり客が来て読書ができるようペンダントライトが

有馬さんが好むワインは「飲んだあと内側から香りが戻ってくる“レトロネーザル”のあるもの」とか。お喋りも心地良い

「ポークソテー 素敵なトマトソース」¥2,500。白ワイン“エイタ”はバスク語で冒険の意。カウンターのバゲットとバターは「いくらでも食べてよし」というサービスがユニーク

ワインはフランスを主体に、デイリーに飲めてパフォーマンスの良いボトルを厳選。グラス¥1,800~





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