木野瀬凛子、31歳。
デキるオンナとして周囲から一目置かれる凛子は、実は根っからの努力型。
張り詰めた毎日を過ごす凛子には、唯一ほっとできる時間がある。
甘いひとくちをほおばる時間だ。
これは、凛子とスイーツが織りなす人生の物語。
◆これまでのあらすじ
木野瀬凛子、31歳。得意先の大手食品メーカー広報部・秋坂に告白され、付き合うことになった。そして2年後、出世して管理職となった凛子は、会社のエレベーターで元彼・昌文にばったり会って…。
▶前回:「どうして真顔に?」デートの終盤、いい感じだと思ったのに、彼の表情が突然曇り…
凛子と昌文を乗せたエレベーターが、13階で止まる。
エレベーターの扉が開き、昌文が扉に向かって一歩踏み出す。しかし彼は足を止め、凛子の方を振り返った。
「そうだ」
懐かしい笑顔を浮かべる昌文を、凛子は見上げた。
「ウワサは聞いたよ。凛子、得意先の人と結婚したん......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
何だか変な連載だった。