「やっぱりこの店が好き!」中目黒&代官山で、名物メニューがある人気店2選!

グルメな仲間と気軽に集まるには、中目黒・代官山エリアがちょうどいい。

街並みに常に変化があり、新鮮さを保ちながらも、みんなが知る10年選手の名店も多いのだ。

今回は「久しぶりにあの店行きたいね!」と、名物メニューを目当てに集まりたくなる人気店2軒をご紹介!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

▽INDEX

1.気軽で美味しい!魚介フレンチの人気店@代官山

2.定番はすべてモツ料理!唯一無二のビストロ@中目黒

1.気軽で美味しい!魚介フレンチの人気店@代官山
『Äta』


決してアクセスが良いとはいえない立地だが、折に触れて通いたくなる。

『Äta』は、そんなビストロだ。

その理由に、他では味わえない魚介料理と心が解れる喧騒がある。

平日の夜でもこの盛り上がり。魚介を鉄板で焼く音が聞こえ、食欲をそそる香りも漂う


船のキャビンを思わせる空間で、魚介料理にほっこり!


テキパキと流れるように動く料理人の躍動感、あふれ出す熱気がオープンキッチンから直に伝わってくる。

カウンターに鎮座する巨大なまぐろの頭も、この店では見慣れた光景。

それまで、あまり注目されてこなかったフランスの魚介料理にスポットライトを当てた先駆的なビストロが『Äta』だ。

代官山と渋谷の中間地点で、魚介の旨みを伝え続ける


猿楽橋のたもとにある店は、階段を上る不利な立地だが口コミで次第に評判を集め、人気店へと上り詰めた。

「自信が持てたのは始めて半年が経ってから」と、初代シェフでオーナーの掛川哲司さん。

開店から10年を経てなお満席が続く現状を、こう語る。

「僕がやっていた頃より、ずっと良い店になっています(笑)」

掛川さんがシェフの座を野口聡さんに受け渡したのは3年前。

自分で続けて常連と一緒に歳を重ねるべきか、何か新しいことを始めるべきか、熟考を重ね「活気あるカウンターがウリのここは時代とともに変わるべき」と英断。

「人気も勢いも一番あるタイミング」を見計らってバトンを渡した。

当の野口さんは、かのイタリアン『アクアパッツァ』出身で、そもそも魚の扱いには長けていた。まだ若いが、和食もフレンチも経験があり、働きたい店の理想像を追い求めていた。

結果的に巡り合ったのが同店。その憧憬と熱意は本物だったのだろう。

変わらぬ逸品「ブイヤベース」

スープは魚のアラから取った出汁ベース。旨みは強いが、後味はクリアなのが特徴。3,600円


決して広いとはいえないキッチンを颯爽と使いこなし、「シンプルで作りやすく、美味しさは明快で完成されている」と定番のほとんどをレシピごと踏襲。

今や、野口さんとの会話を楽しみにする若いカップルをはじめ、新たな常連も多数獲得している。この10年で人気をキープするどころか、勢いは増しているのだ。

「野口くんは僕にできなかった、新しいことにも積極的に取り組んでくれている」と掛川さん。

そのひとつがヴァン・ナチュールで、フランス産を中心に、リストの充実を図っている。

新しき逸品はコチラ!

ピリ辛でワインも進む「タコ、万願寺、ンドゥイヤ」。あらかじめ蒸した柔らかいタコを、焼いて香ばしく。1,800円


もちろん、野口さんは料理での独自カラーも追求。

引き継いで以降、毎年、夏になるとメニューに載る「タコ、万願寺、ンドゥイヤ」はもはや新定番。シンプルだが、記憶に刻まれる美味しさで、掛川さんから野口さんへイズムの継承は果たされた印象だ。

「人気店であり続けるためには、時代に即した変化も必要」と振り返る掛川さん。この実行力が今の賑わいを作ったことは間違いない。

迷ったら聞いてほしい!料理を引き立てるお酒 Best3


魚介ビストロで一世を風靡し、フレンチカレー、立ち飲みバルなどを次々と成功させた掛川さん。広尾『au deco』では念願の一ツ星に輝いた。

ワインは掛川さんの母が参画する『カーブドッチ』のスパークリング、ラングドックのロゼ、ロワールのミュスカデなど自然派中心。グラス 990円~。

~注目!リアルな口コミ~
魚介ビストロを五感で堪能するならカウンターで!


予約は臨場感抜群のカウンターから埋まるが、平日の遅い時間に席を発見。

奥のテーブルでは女性同士のグループが目立った。

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