2022.07.27
結婚できない私たち Vol.15「可愛いのに、どうして結婚できないんだろうね?」
そんなふうにささやかれる女性が、東京の婚活市場にはあふれている。
彼女たちは若さにおごらず、日々ダイエットや美容に勤しみ、もちろん仕事にも手を抜かない。
男性からのウケはいいはずなのに、なぜか結婚にはたどりつかないのだ。
でも男性が最終的に"NG"を出すのには、必ず理由があるはず―。その理由を探っていこう。
「結婚できない私たち」一挙に全話おさらい!
第1話:可愛くて会話上手な28歳女。なのに男にホテルに“置き去り”にされたのは…
経験豊富な年上の経営者たちとの食事会は、時間が経つのを忘れるほど楽しくて、つい飲みすぎてしまう。
彼らは世界情勢をいち早く捉え、勝てるビジネスチャンスを常に考えているから、話が面白い。加えて、頭の回転が速く、言葉のチョイスも絶妙でセンスがある。
調べたことはないけれど、きっと年収2~3千万程度ではなく、億単位で稼いでいるはずだ。
― 結婚するなら、相手はそのくらい稼いでいないとね。
私には間違いなく、その資格がある。
第1話の続きはこちら
第2話:ロブションで迎える30歳の誕生日ディナー。なのに男にプロポーズされない女のNG行為とは
金曜日の23時。私はお風呂から上がると、彼氏の海にLINEを送信した。
取引先との会食だと言っていたが、スマホを見る余裕もないのだろうか。夕方に送ったひとつ前のメッセージにも既読がついておらず、私はモヤモヤしていた。
2歳下の海とは、付き合って1年になる。彼は昨年末に、PR会社を辞め、先輩とふたりで人材派遣会社を起業したばかり。だから忙しいのはわかる。
でも、一応、結婚前提で付き合い始めたはずなのに、彼の熱量はその時がピークで、今はかなり冷めている気がするのだ。
― なんだか、私だけが好きみたい…。
第2話の続きはこちら
第3話:医師の男が、同棲中の彼女との結婚を渋るのは…。家庭的で料理上手な女の落とし穴
同棲して半年になるが、夕食はほとんど自炊で、担当は私。決して俊平にお願いされたわけではなく、私が料理好きなので自然とそうなった。
私は会社員で日中働いているが、17時半には終わるから時間は十分にあるし、毎日料理することは、全く苦ではなくむしろ趣味に近い。
Instagramに毎日料理をアップしていて英語でも投稿に説明を入れるようにした途端、日本人以外からの“いいね”が一気に増えた。それが嬉しくて、最近は様々な国の料理に挑戦している。
「今日も品数がすごいなぁ。いただきます!…ん?これは…炊き込みご飯?」
第3話の続きはこちら
第4話:「可愛いってそういう意味じゃないんだけど…」婚活アポで男が女に失笑した理由
『めちゃくちゃスタイルいいですね!』『すっごくタイプです!』
そう言われて、最初は順調にやりとりがスタートするのだが、いいなと思った人に限って、会話が続かなくなる。
そこで私は、思い切って、マッチした男性とのやり取りの回数を減らし、自分から最初の食事に誘うことにした。
その作戦はうまくいった。そして、早速週末に、アプリでマッチした男性とデートすることになったのだ。
第4話の続きはこちら
第5話:夜も従順すぎる女はツマラナイ…赤坂23時、シャワーを浴びたあとに男が向かった先とは
「優花、ごめん。今日は帰ってくれる?取引先に呼ばれて、今から銀座に行かなきゃだわ」
「え!今から銀座に?」
彰は経営者という仕事柄、こういうことがたまにあるが、時刻はもう23時を回っている。ということは、ドレスのお姉さんが接客するような店にでも行くのだろうか。
― 気になるけど、聞いたらウザがられるよね。
「そっか。わかった。じゃあ、帰るね!」
彼はうるさい女は嫌いだ。それは付き合う前も付き合ってからも散々聞いてきた。だから私は、物分かりのいい彼女を演じ、帰る準備をした。
第5話の続きはこちら
第6話:「俺の友達にもそれしちゃうの?」男が引いた、26歳モデル彼女のヤバイ酒癖とは
「これ、飲みきれないから一緒に飲んでいただけませんか?」
私は、隣の席の男性ふたり組に声をかけた。
ここは、代官山の『falo』。彼氏の聡(さとし)と食事中、注文した赤ワインが半分以上残ってしまったのだ。せっかくの美味しいワインなのに、このままだと飲みきれない。
「おいおい、迷惑だって」
「え~、だってもったいないよ?」
第6話の続きはこちら
第7話:意中の外銀男子からの質問に答えられない。“ありきたりな女”が陥りがちなデートの失敗とは
今日は3回目のデートだ。これ以上ダラダラ会うのも嫌だし、今日告白してこなかったら、これ以上会うのはやめよう。
そんなことを思いながら、指定された店を目指した。
「あ、こっちこっち!」
健人が先に着いていて、カウンター席から手招いている。会うのは3回目なのに、今日はスーツがやけにカッコいい。それこそ犬みたいな可愛さもあって、一瞬にして心を奪われた。
― あれ?私、健人のこと結構タイプかもしれない。
第7話の続きはこちら
第8話:田舎者だと思ってた…上京してきた彼の妹を“回る鮨屋”に連れて行って赤っ恥をかいた29歳女
「あ、そうだ。今度妹が札幌から遊びに来るんだけど、美里も一緒にランチとかする?」
誠に言われ、私は笑顔になる。
― 妹ちゃんを味方につけておいて、悪いことはない!
「するする!私、お店探して予約しておくよ。東京っぽい映えるレストランがいいかな」
私はすぐにスマホでInstagramを開き、若い子が喜びそうなお店を探し始めた。
第8話の続きはこちら
第9話:1枚で5万円超えのブランドTシャツを試着ナシで買う、実家暮らしの28歳女。結婚を迫られた男は…
英明と出会ったのはマッチングアプリで、私の見た目がタイプだったと聞いている。
童顔に大きめなバスト、サラサラのロングヘア。この容姿のおかげもあり、私は彼氏が途切れたことはないし、ずっとモテてきた。結局、女は見た目が大事なのだと思う。
「ヒデは、結婚願望あるって言っていたよね?ってことは、私との将来も考えたりしてる?」
食事も終盤に差し掛かった頃。美味しい赤ワインでほろ酔いになった私は、思いきって聞いてみた。
第9話の続きはこちら
第10話:彼の女友達に対して、思わず…。人を批判することでしか承認欲求を満たせない28歳女
社長秘書の私と、税理士である圭太が付き合い始めて4ヶ月。彼は、六本木駅から徒歩数分のマンションに住んでいる。
付き合った期間なんて関係ないと思えるくらい、私たちは気が合うし、いろんなことの相性がいい。このまま結婚までいけたら…と、私は密かに目論んでいるのだ。
税理士の繁忙期ということもあり、先週は圭太とほとんど会えなかった。だから昨日の夜に彼の家へ行き、そのまま泊まった。
そして今日、グランドハイアットの『オークドア』で、ランチデートをしていたのだ。
― それなのに、彼の女友達と食事することになるなんて…。
第10話の続きはこちら
第11話:同じバスタオルを何度も使うズボラ女。「エコだから洗濯は週1回」と言う彼女との結婚に怯える男は…
私が自覚している唯一の短所は、面倒くさがりでズボラなところだ。
彼氏が使った部屋着をすぐに洗濯するのを怠ってしまうし、自分のパジャマも平気で3~4日は着る。でも、それは見方を変えれば、エコだ。
洗濯の回数を減らすことで、洗剤が下水に流れる量を減らせるのだから。そうやって、私はこの性格をうまく変換している。
彼が担当しているテレビ番組では、たびたび環境問題やSDGsについて取り上げている。だから、エコを気にしている私の習慣も慎吾は理解してくれるはずだ。
もちろん、ただズボラなだけなのだけれど。
第11話の続きはこちら
第12話:彼女が、車の助手席で缶ビールを飲み始めて…。男がドン引いた、ドライブ中の28歳女のある行為
雄一とは、コロナ前に西麻布で開かれた、共通の知人の誕生日会で出会った。
イケメンで背も高くオシャレ。さらに不動産会社を経営している彼の周りには、ライバルがたくさんいて、なかなか厳しい戦いだった。
でも、私は必死に戦った。なぜなら私は埼玉の実家住まいで、どうしてもそこから脱出したかったから。
普通の会社員の私が勝ち組になるためには、都心に住む王子様をゲットすることが絶対条件なのだ。
第12話の続きはこちら
第13話:「1ヶ月もご無沙汰なんて、ムリ…」男の浮気を疑う29歳女。同棲カップルに訪れた悲劇とは
「透、私と同じでずっと家にいるし、夜も飲みに行かないから。それはないと思うわ」
そう言ったものの、自信はなかった。四六時中、一緒にいるわけじゃないし、現に今こうして離れているのだから。不安と嫌な妄想が、頭の中を埋め尽くす。
「じゃあね、愛莉。余計なこと言っていたらごめん!でも気にしないで。ふたりのことは、ふたりにしかわからないから」
「うん、加奈ありがとう」
仕事に戻る加奈を見送り、私は、急いで透がいる家に帰った。この不安を1秒でも早く払拭したかったのだ。しかし…。
第13話の続きはこちら
第14話:167cm48kg、年収650万円のスタイル抜群な美女。なのに、セカンドになってしまうワケは…
「はいこれ!環奈が好きなやつ。なかなかコンビニに置いてないって言ってたっしょ。まとめ買いしておいたんだ~」
「そうなんだ。ありがとね」
「もっと喜んでよ~!環奈の喜んだ顔が見たかったのに」
雄大は、私を後ろから抱きしめながら言う。
「もうすぐ誕生日だよね。平日だけど、環奈が喜びそうな店を予約してるから。楽しみにしてて」
「うん」
私は、頭の中でグラフの2カラットダイヤのエンゲージを想像した。もし、それがもらえるならば、雄大と結婚しよう。そう思いながら。
第14話の続きはこちら
【結婚できない私たち】の記事一覧
2022.07.28
Vol.16
もしかして、マザコン?彼の母親との食事中、“母親のある態度”にドン引いた28歳女は思わず…
2022.07.14
Vol.13
「1ヶ月もご無沙汰なんて、ムリ…」男の浮気を疑う29歳女。同棲カップルに訪れた悲劇とは
2022.07.07
Vol.12
彼女が、車の助手席で缶ビールを飲み始めて…。男がドン引いた、ドライブ中の28歳女のある行為
2022.06.30
Vol.11
同じバスタオルを何度も使うズボラ女。「エコだから洗濯は週1回」と言う彼女との結婚に怯える男は…
2022.06.23
Vol.10
彼の女友達に対して、思わず…。人を批判することでしか承認欲求を満たせない28歳女
2022.06.16
Vol.9
1枚で5万円超えのブランドTシャツを試着ナシで買う、実家暮らしの28歳女。結婚を迫られた男は…
2022.06.09
Vol.8
田舎者だと思ってた…上京してきた彼の妹を“回る鮨屋”に連れて行って赤っ恥をかいた29歳女
2022.06.02
Vol.7
意中の外銀男子からの質問に答えられない。“ありきたりな女”が陥りがちなデートの失敗とは
2022.05.26
Vol.6
「俺の友達にもそれしちゃうの?」男が引いた、26歳モデル彼女のヤバイ酒癖とは
2022.05.19
Vol.5
夜も従順すぎる女はツマラナイ…赤坂23時、シャワーを浴びたあとに男が向かった先とは
おすすめ記事
2022.07.21
結婚できない私たち Vol.14
167cm48kg、年収650万円のスタイル抜群な美女。なのに、セカンドになってしまうワケは…
- PR
2024.12.19
「彼のこと、気になってきちゃった…」女性との距離が急速に縮まる、特別な気持ちの伝え方とは
2020.10.15
東京戦略時代
東京戦略時代:オンライン会議のカメラの前で…。異例の出世を遂げた魔性の女の”武器”
2017.11.22
青田買いのスゝメ
青田どころか荒野だった!?上司より高い酒を頼むトンデモ新入社員に止まらぬイライラ
- PR
2024.12.20
初心者も楽しめるカジノがアツい!“大人のテーマパーク”「パラダイスシティ」主催のイベントに編集部が潜入
2019.09.21
1/3のイノセンス ~友達の恋人~
「キスされても、何も感じない…」優しい彼に抱かれながら、違う男を想う女の後悔
2019.07.07
羽田空港STORY
31歳のモテない男が、美人CAを手に入れるため実行した最後の秘策とは
2022.12.25
New Yorkに憧れて
子どもの誕生日会に大金を費やす親たちの実態!出張シェフに手品師、お土産にiPad…
2016.08.02
崖っぷち結婚相談所
崖っぷち結婚相談所:美貌とキャリアを手にした女の哀しいプライド。そして、その本音。
2024.02.27
今日、私たちはあの街で
「息子はインターに!」と熱望する36歳女。しかし、離婚し年間300万の学費が払えず…
東京カレンダーショッピング
『かに物語』:〆まで楽しめる雑炊の素付き!蟹の旨みがたっぷりと溶け出すかに鍋セットミニ
『肉のABCフーズ』:黒トリュフ塩付!牛タン&A5ランク黒毛和牛を使った極上ハンバーグ
『東京京橋おばんざい醸』:肉を引き立てる3種の塩!A5黒毛和牛を使ったローストビーフ
『かに物語』:海老・帆立・蟹!ベシャメルソースに、各種海の幸をトッピングした贅沢グラタン
『UMIKARA』:薄切り・厚切り食べ比べ!特製出し汁で味わう若狭湾真鯛の鯛しゃぶセット
『パンツェロッテリア』:具材ごろごろボリューミー!フレッシュな野菜と肉感満載のフライドピッツァ
『オリベート』:黒トリュフ香る、口当たりクリーミーな究極のティラミス
『ミホ・シェフ・ショコラティエ』:日本を代表するショコラティエ―ルが作る、 ショコラ好きのための濃厚ガトーショコラ
『LOUANGE TOKYO』:アート感溢れるビジュアル!口溶けなめらかな大人の生チョコレートエクレア(6種)
『ル・ボヌール 芦屋』:しっとりサクサク!フリーズドライ苺にホワイトチョコをたっぷりと浸透させた新感覚スイーツ