愛とは、与えるもの。
でも、与えすぎる愛は時に、相手を押しつぶしてしまうことがある。
愛情豊かなお嬢様・薫子(26)は、そんな“重すぎる愛”の持ち主。
「適度な愛の重さ」の正解とは……?
その問いに答えを見いだすべく、改めて恋愛と向き合った女の、奮闘物語である。
▶前回:27歳の誕生日。意中の彼からのデートの誘いを断り、女が両親と過ごすことを選んだ理由は…
「じゃあ、薫子。行ってくるね。鍵は持っててくれてもいいし、いつもみたいに郵便受けに入れておいてくれてもいいから」
「ん、いってらっしゃい。楽しんできてね」
日曜日の早朝。薫子は、ゴルフへと出かける純一郎を、ダブルベッドの中から見送る。
純一郎と付き合い始めてから、も......
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この記事へのコメント
最終的には不満が爆発して関係が壊れるだけ。
心にもないことを条件にするなんて、馬鹿だねぇ。