産後クライシス—結婚3年目の波乱— Vol.2

育児でクタクタな私の横で、昼まで爆睡ってありえない!口だけで何もしないエリート夫にキレた妻は…

結婚3年目の夫婦に、待望の第一子が誕生。

これから始まる幸せな生活に心を躍らせたのも束の間―。

ささいなことから2人の愛情にひびが入り始める。

すれ違いが続き、急速に冷え込んでいく夫婦仲。

結婚生活最大の危機を、2人は乗り越えられるのか?

◆これまでのあらすじ

待望の第一子が誕生し、幸せいっぱいの昌也と彩佳。無事に退院し、娘の結衣と生活を始めた彩佳は、昌也の行動に何となくモヤモヤしてしまったが…。

▶前回:出産の“ご褒美”はダイヤモンド。夫の愛に浸るセレブ妻の大誤算

「もう起きちゃったの…」

退院後、初の土曜日。

結衣の泣き声で目を覚ました彩佳は、思わず心の声をもらした。

時刻は6時。

30分前に結衣を寝かしつけて、彩佳もウトウトしていたところだった。

「勘弁してよ。ママが泣きたいよ…」

結衣を抱きながら、目から涙があふれ出る。

その時。ゆっくりと寝室のドアが開いた。

「彩佳、大丈夫?俺、起きたら面倒みるから。もう少し待ってて」

― 昌也…!

夫が、救世主のように現れたのだ。彼の申し出で、真っ暗だった世界が一瞬にして明るくなる。

そして彩佳の脳裏には、かつて自分が風邪で寝込んだ時のことが思い出された。

あの時彼は、甲斐甲斐しく彩佳の世話をしてくれたのだ。

レトルトとはいえお粥を用意し、氷枕やシーツをまめに交換し、身体を軽く拭くなど。

正直なところ、昌也はこういう気遣いができるタイプではないと彩佳は思っていた。

だからやればできるんだと、良い意味で期待を裏切られたし、感動した。

出産までにも昌也はあれこれ熱心に勉強していたようだから、きっと結衣の世話の仕方も勉強済みで、実践あるのみなのだろう。

「ありがとう、お願い!」

今日は昌也に頼れる。1人で抱え込まなくていいと思ったら、彩佳の心はふわりと軽くなった。

この記事へのコメント

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2話目にして、この内容にイライラ。夫も夫だし妻も悪い。夫力向上委員会の連載にも似てて、読んだ後どっと疲れる。
2022/04/13 05:3599+返信14件
No Name
うーん、過去の自分を見ているようです…笑
昌也は気が利かないというのは完全にそう思いますが、彩佳もやって欲しいこと、今後やらないで欲しいことを喧嘩腰じゃなくてきちんと伝えるべきだと思います。
男の人はすぐに父親になれないから、夜に時間指定しないなんて思いつかないんだよね。
勝手に期待して、勝手にイライラするのは、本人にも周りにも良くない!(経験談)
二人で一緒に、親になっていけるといいな。
2022/04/13 05:1458返信6件
No Name
彩佳も、なぜ昌也がイクメンだと思うのか、なぜ丸投げして出来ないとキレるのか…。
最初からミルク作れて手際よくオムツ交換出来る男性いないから。
2022/04/13 05:3938返信6件
No Name
昌也の無神経さがこれでもかこれでもかと出て来る、まあありがちな展開。
はいはい、すみませんでしたって絶対すみませんって思ってないでしょ。
2022/04/13 05:1523返信1件
No Name
レモンクリームパスタ、また出てきた。作ってくれとかリクエストしてくるなよと思ったけど、でも何か言えばわかってくれる人だね〜! 俺全然分かってなかった、ごめんなって謝ってお昼も夜もデリバリーにしようって提案してくれたし。
2022/04/13 05:4215返信4件
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