浪費の女王 Vol.2

彼氏へ“禁断のお願い”をしてしまった32歳。何をしても満たされず、焦りを募らせた女の悲劇

買い物は、魔法だ。

流行の服と良質な宝飾品を買えば、美しい自分になれる。

贅沢なエステや極上のグルメにお金を費やせば、優雅な自分になれる。

女は買い物という魔法を使って、“なりたい自分”を手に入れるのだ。

ならば、どれだけ買っても満たされない女は一体何を求めているのだろう―?

32歳にして年収1,200万円を稼ぐ紗枝は、稼いだお金を存分に買い物に使う「カッコイイ女」であるはずだった。

そんな紗枝の向上心にも似た物欲は、メーカー勤務の堅実な恋人・慎吾とのいさかいをキッカケに徐々に歪み始める…


「紗枝さん、今度はヴァンクリですか?素敵です〜!」

職場の後輩のエミちゃんが、紗枝のヴィンテージアルハンブラのピアスを目に留めてうっとりとため息をつく。

まだ20代だが帰国子女で気が回るエミちゃんは、いつも紗枝の“戦利品”に気づいて賞賛の言葉をくれるのだ。

普段なら......


この記事へのコメント

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No Name
感想。
「うーん、おバカ」
以上。
2019/02/06 05:1099+返信12件
No Name
自分のお給料の範囲内で好きな物を買うのには何も文句はないですが人に頼りだしたらあかんでしょ
2019/02/06 05:2599+返信1件
No Name
こんな金銭感覚の子に
こんなまともな彼ができるんだ!
2019/02/06 05:1399+返信5件
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