本当に怖い、女の話 Vol.2

「このご時世に海外渡航…?」奔放なノマド女子にドン引きのお嬢様が、パパにした残酷な”おねだり”

『嫉妬こそ生きる力だ』

ある作家は、そんな名言を残した。

でも、常に上を目指して戦う東京の女たちに、そんな綺麗事は通用しない。

”嫉妬”。

果てしなくどす黒い感情は、女たちを思いもよらぬところまで突き動かす。

ときに、制御不能な域にまで…。

静かに蠢きはじめる、女の狂気。

覗き見する覚悟は、できましたか?


▶前回:友人の結婚に腹を立てた30歳・女が思いついた、危険すぎる腹いせの方法


正義の女


「…え、ご実家は文房具屋さん?…えっと、定職についてらっしゃらないのですか?」

はじめて咲那(さな)さんに出会ったとき、私は雷に打たれたような衝撃を覚えました。

30歳にもなるというのに、ご結婚もしていなければ定職にもついていないのですから。本人は“ノマドワーカー”とかなんとか仰っていますが、ブログを書いたり、得体のしれない企業から些末な仕事をもらっているだけ。

しかも、このコロナ禍という緊急事態において、海外を飛び回っているというのです。

咲那さんのSNSには、ひとりで世界各地を旅しながら働く様子がカラフルに投稿されています。

いい大人だというのに、将来のことも考えず、ただただ今を楽しんでいるだけなのです。

そんな彼女を見ていると、私は次第に使命感に駆られるようになったのです。

― 彼女を、正しい道に導いてあげなくては。

だから私は、彼女の仕事をひとつひとつ潰して差し上げることにしたのです。

この記事へのコメント

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No Name
余計なお世話!
2021/10/31 05:2999+返信1件
No Name
他人がどう生きていようが、将来困るなり何なりあっても、あなたに迷惑かける事はない!
だから、人の人生を躾けるとか修正させるとか考える方がおかしいと思う。
自分だって仕事も縁故、咲那潰しもツテ、1人じゃ何も出来ないんだ。
2021/10/31 05:3499+返信7件
No Name
嫉妬だね。
2021/10/31 05:3699+返信5件
No Name
お嬢が大転落するとこまで書いてはじめて完結やろ
2021/10/31 05:2172返信2件
No Name
サナさんはいつか自分の足で立って外に出るかもしれないけど、子犬ちゃんはそれができない。犬好きの私にはむしろそちらの話に胸が締め付けられた涙
2021/10/31 05:3063返信1件
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