エリートと結婚して優秀な遺伝子を残したい。
そう願う婚活女子は多い。そのなかでも、日本が誇る最高学府にこだわる女がいた。
― 結婚相手は、最高でも東大。最低でも東大。
彼女の名は、竜崎桜子(26)。これは『ミス・東大生ハンター』と呼ばれる女の物語である。
◆これまでのあらすじ
付き合っていた東大卒の彼から突然振られてしまった桜子。失意の中、東大インカレサークル時代の同期・慶一郎にお願いし、東大卒男性を紹介してもらうことになったが…。
▶前回:「優秀な遺伝子が欲しい!」エリート男を狙う、インカレ女の黒歴史
気合い十分のデート15分前
土曜の17時45分。溜池山王駅直結、山王パークタワー内のパウダールーム。
桜子は、かれこれ20分以上も手を動かし続けていた。学生時代のサークルの同期・慶一郎に紹介してもらった東大卒の男性と、18時からディナーの予定なのだ。
― 相手は霞が関で働くエリート。この出会い、絶対......
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