恋愛クラッシャーな女たち Vol.5

デートの店選びがイマイチな年下彼氏。見かねた34歳女は、スマホの画面に“あるモノ”を表示させ…

クラッシュしてしまった行動は1or2どっち?
Action1「いつもと違う店に行きたいと、ちょっとしたワガママを言った」


「ねえ、営業部の志賀さんから告白されちゃったよ~」

「もちろん付き合うことにしたんだよね?年下の彼氏か、いいなあ!…バレないようにだけ、気をつけてね」

― え、そんな感じ?断ろうかと思ってたんだけど。

いつものランチタイム。同期に恋愛相談をすると、思いがけず肯定的な言葉をかけられ、すっかり拍子抜けしてしまった。

というのも、章大は私より7つも下なのだ。これまでは年上で、何かとリードしてくれる人と付き合うことが多かったし、年下は恋愛対象外。

それに社内恋愛だなんて。もしバレて、噂でもされたら居心地が悪い。

…そう考えていたのだけど、章大から改めて真剣に告白されてしまい、気持ちが変わった。こうして私は、彼と付き合うことになったのだ。

それからの章大は、デートプランを練るのに苦戦しながらも、頑張ってくれているのが伝わってきた。

「この前のお店、どうだった?詩織さんが好きな感じだったらいいんだけど」

「うん!食事も美味しかったし、落ち着いた雰囲気で気に入ったよ。また行こうね!」

年下だし、ちょっと物足りなさを感じるところもある彼。だけど気づけば、付き合い始めた頃よりずっと好きになっていた。

― 自分が追いかけるよりも、追いかけてきてくれる人と付き合うほうが幸せなのかもしれない。

ただ、そのせいで私は少し傲慢になっていた。

付き合い始めて2ヶ月が経つ頃。章大の“ある発言”にイラッとした私は、こう言ってしまったのだ。

「実は、お店探すのとかプレッシャーだったんだ。詩織さん、これまでもいろんな店に行ったことがあるだろうし…。でも、お気に入りが何軒かできたから、もういいよね」

― えっ。もういいって、どういう意味?

実を言うと、ここ最近のデートにはマンネリ化を感じていた。何というか、新鮮味がなくてダラけている。

「私、たまには普段と違うお店に行きたいな。これじゃあ、もう私とのデートのために頑張らないって言われてるみたいで、あんまりいい気分じゃないよ」

すると、章大は自分の言葉の意味を考え直したのか、ハッとしてひたすら謝るのだった。

自分勝手かもしれないけれど、私のことが好きな章大だからこれくらいきっと許してくれるはず。

そう思っていたのだ。


Action2「過去に元カレと行った店の写真を、うっかり見せてしまった」


次のデートは、白金にある焼肉店。なかなかお店を決められない章大に代わって、私が提案したのだ。

「今度は焼肉にしない?ここは前に行ったことがあるんだけど、すごく美味しかったんだよね」

「うん、そうしよう!…それって、同期の人たちと行ったの?」

― マズい、ここって元カ......


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