目まぐるしい東京ライフ。
さまざまな経験を積み重ねるうちに、男も女も、頭で考えすぎるクセがついてしまう。
そしていつのまにか、恋する姿勢までもが”こじれて”しまうのだ。
相手の気持ち。自分の気持ち。すべてを難しく考えてしまう、”こじらせたふたり”が恋に落ちたとしたら…?
これは、面倒くさいけれどどこか憎めない、こじらせ男女の物語である。
◆これまでのあらすじ
志保とショーンは体の関係になり、その後も何度かデートを繰り返していたが、曖昧な関係のまま。ショーンはきっと遊んでいるだけだと思い、志保は彼と距離を置き始める。
▶前回:彼と何回寝ても「好き」と言ってもらえない。脱・遊び相手を決意した女はついに…
最後のデートの日。
「あ、ショーちゃん、ごめん遅れちゃった」
そう言って、志保は僕の腕を掴んだ。
そのときの感覚が、たまらなく心地よかった。
ショーちゃんという砕けた呼び方。志保の甘えた感じでのボディタッチ。そしてそれが全て、違和感なく自然体なこと。
ま......
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この記事へのコメント
志保もそれを待ってる。