―長谷川七瀬(30歳/独身/彼氏ナシ)
「来年には絶対結婚する!」
そう宣言した女が企てたのは、ニューノーマル時代の新しい婚活のカタチ。
必要なものは「過去の男たちの記憶」、以上。
◆これまでのあらすじ
友達からの誘いで、棚卸しリスト3番目の男・康平に再会したが、彼はバツイチになっていたうえ、20キロ以上太って変わり果てた姿に。
しかし現実を見て婚活をすると決心した七瀬は、康平とドライブデートをすることになり…。
▶前回:「す、すごく雰囲気変わったね?」かつて最も愛した元彼に再会したら、変わり果てた姿で…。
「康平お待たせ、コーヒーもよかったら…」
ワクワクしながら助手席に乗り込むや否や、七瀬は思わず固まってしまった。
ツーンと鼻につくタバコの匂い。
もう秋だというのに、履き古されたサンダルに季節外れのTシャツを身につけている康平。
一方の七瀬は、今日おろしたばか......
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この記事へのコメント
勝手に社長になったらとか思って。
待てよ、社長夫人ともなれば会食もあるしワンピース買い足さなきゃって。
もう、痛々しいにも程がある。
康平最悪!
卓也は勇気は出したけど、冗談じゃないよとまでは言えなかったね。
ずっと友達だったなら冗談かと思われてもしょうがないと思うから、そこでもう一歩踏み込めるかどうかが肝な気がする!
ただ、七瀬の性格が悪すぎるので、卓也が惹かれた理由が分からないな…。