パンドラの箱~禁じられた一手~ Vol.4

「34歳でワンルーム住まい、デートは平日の夜がメイン…」女が男に抱いた違和感とは

―絶対に、してはならない。

禁じられるほどしたくなるのが人間の性。それを犯した人間に、待ち受けているものとは…?

▶前回:「私、はじめてなの…」26歳CA女からの告白に、男が衝動的にとった行為


苦手な女友だち


私は昔から、里香のことがあまり得意ではなかった。

「彼、最近全然会ってくれないんだよね~。仕事忙しいみたいで…。でもお給料上がったみたいだから、ワガママ言って今度なかなか予約がとれないフレンチに連れていってもらうんだ!」

聞いてもいないのに、里香は彼氏との近況を永遠に語り続ける。ランチタイムだというのに、休まった気がしない。

「よかったね~」
「うん!平日の夜しか会ってくれないんだけどね~。ていうか、そっちはどうなのよ。最近」

適当に相槌を打ってやり過ごそうと思っていたのに、里香は私に話題を振ってくる。その目は私をしっかりとらえ、逃がさない。

「私は何にもないよ。里香みたいにモテないし…」
「またまた~。本当はモテるくせに~」

私だってモテなくはない。…だけど、悔しいけど里香には太刀打ちできない。一緒に食事会に行けば、いいなと思う男性はみな里香を好きになってしまう。

多分、里香もそのことに気づいているはず。それなのに、里香はやたらと私の近況を聞きたがる。きっと、自分の方がモテていることを確かめたいのだろう。

―けれど、あるときから私は里香の全てが可愛くみえるようになったのだ。

あのとき、里香の彼氏・豪太のとんでもない秘密を知ってしまった日から…。

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