ギリシャ神話に伝わる、開けることを固く禁じられていた、パンドラの箱。
ひとたび開けてしまえば、さまざまな災いが蔓延してしまうという。
けれど、「開けてはならない」と言われるほどに、その中身を覗いて見たくなるのが人間の性。
現代の東京においても、このパンドラの箱につい手を伸ばしてしまう人間たちがあとを絶たない。
絶対に触れてはいけない禁断の箱に手をかけた、その先に待ち受けているものとは…?
▶前回:深夜2時のリビングに、妻のあらぬ姿が…。寝室を抜け出した夫の行為
本日のパンドラの箱:恋人のSNSの裏アカウントを覗いたら…
「専業主婦になんて死んでもなりたくないわよ」
ふふと笑いながら麗香が放ったその言葉に、僕はひどく興味をそそられた。
慶應大学を卒業後、大手マスコミで総合職として働く彼女は、仕事に生き甲斐を感じているようだった。
精神的にも経済的にも自立した、美しく聡明な女性。
......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
消去された男に気をつけてね
ほら、パーカー着てリュック背負って
あなたの会社の受付に来てるよ