―まだ東京で消耗してるの?
2014年、あるブログから投げかけられた問いに、いま人々はどう反応するだろうか?
オンライン生活が日常になり、東京にいる必要もないと言われるが、一方で東京にこだわる者もいる。彼女の名前は、莉々ー。
◆これまでのあらすじ
執筆している恋愛コラムが人気になり、小説の執筆もはじめた莉々。仕事は軌道に乗り始めるも、様々な不安を抱えている時に突如現れた1人の男性…。
▶前回:「ねぇ、私と付き合わない?」婚活に疲れ果てたオンナの口から思わず出た言葉に、男の答えは…
「ねぇ、私と付き合わない?」
私がそんなことを口にしたのに、彼は落ち着き払った様子で、ワインを注ぎつづける。
「ねえ、聞いてる?」
「聞いてるよ」
でもそれは、お互いのことを、知り過ぎているほどによく知っているからだろうか。
「莉々。なんか数年前と見た目は変......
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この記事へのコメント
が…「消耗を回復させる方法」って、SNSマウンティングかよ!
まあ人間だから嫉妬は仕方ないよね。夫、親、子ども、ブランド品などの「装備」で競ってるよりいいよね。
知名度が上がっていくような時、スルースキルがあるのは、一種の才能だと思う。
少なくとも私にとっては。