
手掛けるのは、あの高級ホテル!“世界初”全室スイートの「旅するホテル」が誕生へ
今日知っておきたい旬な話題を厳選したWorld Trend News。
毎日の5分で世界のトレンドをキャッチしよう!(毎週火曜日~土曜日 朝5時配信)

高級ホテル初のクルーズ事業
ザ・リッツ・カールトンが、高級ホテルブランドとして初となるクルーズ事業「ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション」を開始、2021年4月に第1号船「エブリマ」を就航することが発表された。
船は全長190メートル、船客定員298人の高級小型客船で、149の客室全てがプライベートテラスを備えたスイートルームとなっている。
船内にはメインダイニングのほか、3つ星レストランのシェフが監修するスペシャリティダイニング、プールやスパなどが完備されている。
7泊前後のクルーズを中心に、冬はカリブ海、春から夏は地中海・エーゲ海などのコースを設定。料金は日本円で70万円前後で、2023年までスケジュールが公開されている。

副作用?ワクチン開発を中断
英製薬大手アストラゼネカが、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の臨床試験を一時的に中断したことが明らかになった。
治験参加者に原因不明の症状が確認されたことから「独立した委員会が安全性のデータを検証する」と説明している。
このワクチンはオックスフォード大学と共同で開発を手掛けているもので、開発に成功した場合、日本政府は2021年初頭から1億2,000万回分の供給を受けることで基本合意している。

製薬各社が“異例”の共同声明
欧米の製薬会社9社が、新型コロナのワクチン開発について「安全を最優先する」との共同声明を発表した。
米ファイザーや英アストラゼネカなど大手が連名で発表した声明では「科学的プロセスを順守する」と強調、臨床試験で安全性と有効性が確認されない限り、規制当局に承認を申請しない方針を示した。
ワクチンを巡っては、トランプ大統領が11月の大統領選前の開発に言及しており、米メディアは政治的な思惑をけん制する狙いがあると報じている。

買収撤回でLVMHを提訴
フランスのLVMHモエ・ヘネシー・ルイヴィトンは9日、ティファニーの買収を撤回すると発表した。
両社は2019年11月、160億ドル(約1兆7,000億円)で買収に合意していた。
LVMHは撤回の理由について、アメリカがデジタル関税の報復としてフランス製品に追加関税をかける動きがあると説明。仏政府から買収を2021年1月まで延期するよう要請を受けたことを明らかにした。
これを受け、ティファニーは、買収の履行を求めてLVMHを米デラウェア州の裁判所に提訴したと発表した。

教育への公的支出 ワースト2
経済協力開発機構(OECD)が、教育への公的支出の割合を国際比較したデータを公表した。
小学校から大学までの教員の給与や教科書代など、国や自治体が負担する教育費がGDPに占める割合を比較したもので、日本はアイルランドに次いで2番目に低い2.9%だった。
OECD平均は4.1%で、38カ国中最も高かったのはノルウェーの6.4%。次いでコスタリカ5.6%、アイスランド5.5%、デンマーク5.4%だった。

アメリカの富豪ランキング
米経済誌フォーブスは、アメリカの長者番付「フォーブス400」の2020年版を発表した。
トップは3年連続でアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏。保有資産は1,790億ドル(約19兆円)で、前年の1.5倍以上に拡大した。
2位はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏(1,110億ドル)。3位はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(850億ドル)。
19年の番付でザッカーバーグ氏を上回る3位だった“投資の神様”ウォーレン・バフェット氏は735億ドルで4位に後退した。
また、ビデオ会議システム「Zoom」を手掛けるズーム・ビデオ・コミュニケーションズのエリック・ユアンCEOが今回初めてリスト入り、資産110億ドルで43位につけた。
トランプ大統領は前年比19%減の25億ドル。新型コロナの影響で所有する不動産の価値が下落したためで、前年の275位から352位に後退した。
今回番付入りした富豪400人の資産の合計は3兆2,000億ドル(約340兆円)で、過去最高を記録した。
◆2020年「フォーブス400」はこちら

新宿で一番高いビル 誕生へ
小田急電鉄と東京メトロは、新宿駅西口エリアを再開発し、小田急百貨店などがある場所に超高層複合ビルを建設すると発表した。
建物は地上48階、高さ約260mで、東京都庁の243mを抜いて新宿エリアで最も高いビルとなる。高層部にはオフィス機能、中低層部には商業施設を備える予定。
都や新宿区は、駅・駅前広場・駅ビルなどが一体化した次世代のターミナル「新宿グランドターミナル構想」を掲げており、小田急などは駅前広場の整備にも協力する。
2022年度に着工し、29年度の竣工を予定している。

QRで改札通過 JRが実証実験
JR東日本が、QRコードで通過できる新しい自動改札機の実証試験を新宿駅で開始した。
実験用の改札機には、ICカードタッチ部とは別に、新たにQRコードリーダーを搭載。スマートフォンや紙に印字されたQRコードをかざすと通過できる仕組み。
「Suica」を持たない観光客などが切符を買う手間を省けるようにするのが狙いで、15日からは高輪ゲートウェイ駅でも実験を行う。

アカデミー 多様性へ新ルール
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、人種や性別などの多様性を確保するための新しいルールを導入すると発表した。
2024年から作品賞にノミネートされる条件として、主演・助演俳優の少なくとも1人は白人以外の人種的少数派であること、作品のストーリーやテーマが、女性や民族的少数派、性的マイノリティーであることなど、複数定めた項目のうち2つ以上を満たす必要がある。
映画産業の多様性への取り組みでは、世界3大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭が21年から男優賞と女優賞を廃止し、「俳優賞」を新設することを発表している。

マイクロソフト 新型ゲーム機
マイクロソフトは、家庭用ゲーム機「Xbox」の次世代機「シリーズX」を11月10日に発売すると発表した。
7年ぶりの新型投入で、日本での販売価格は4万9,980円(税抜)。
合わせて、歴代シリーズで最も小さいサイズとなる廉価版「XboxシリーズS」を2万9,980円で発売する。
ソニーも年末商戦に向けて、新型機「プレイステーション5」を発売する予定。
あなたが注目したニュースやその見解を、ぜひ東カレアプリにコメントください!
◆昨日9日(水)のニュースのおさらいはこちら
この記事へのコメント