報道ガールの恋愛事件簿 Vol.8

デートに1時間遅刻し、“ありえない姿”で登場した女。彼女を見るなり、男が放った一言とは

—ありのままの自分を、好きな男に知られたくない。だってきっと、また引かれてしまうから…。

高杉えりか、25歳。プライベートはほぼ皆無、男社会に揉まれ、明け方から深夜まで拘束される報道記者。しかも担当は、血なまぐさい事件ばかりだ。

だけど、恋愛も結婚もしたい。そんな普通の女の子としての人生も願う彼女は、幸せを手に入れられるのかー?

◆これまでのあらすじ

えりかは、好きな男性・創太に、職業をまだ打ち明けられていない。元カレから浮気された過去に苦しんでいたが、ついにある決心をして…。

▶前回:「私みたいな女と付き合える!?」食事中、男に迫った女。彼がすかさず返した答えとは…


走り続けていた車がぴたりと停車し、弾みの振動で目が覚めたえりかは、ゆっくりと上半身を起こした。

ハイヤーの後部座席で体を丸めていたから、腰や背中がズンと重く痛む。コンタクトレンズが乾いて張りつく目をこすり、スマホの画面を見ると、時刻は午前8時半。

「高杉さん、もうすぐ着き......


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