「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。
そう豪語する男がいた。
互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。
◆これまでのあらすじ
片桐は、親友・小暮が10年に渡って想いを寄せる舞と付き合うためにと、一肌脱いだ。
しかし小暮は「片桐に謝りたいことがある」と言ってきて…。
▶前回:友達だった2人が“男と女”のデートをしたら…。男が「やっぱり彼女とは無理」と思った理由
焼けるような暑さの昼に比べ、夜にはぐっと気温が落ち着いて、心地よい風が吹いていた。
俺は、東京都庭園美術館沿いの緑道を歩く。真新しいビルの階段をのぼるとそこには、白金『クロデグルメ』があった。
俺のことを呼び出した小暮はすでに席に着いていて、俺にはソファ席に座るよう促して......
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