「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。
そう豪語する男がいた。
互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。
◆これまでのあらすじ
小暮と片桐は、10年来の親友だ。二人が想いを寄せていた女性・舞が、婚約者・笠原と別れることになった。
片桐は「舞には小暮が合っている」とアドバイスして…。
▶前回:「婚約中の男に、何度も試されて…」女が彼とは結婚できないと悟った、本当の理由とは
「片桐君のアドバイスに従って良かった」
開口一番、舞が言う。
月曜日。俺たちは仕事の合間をぬって、銀座の『アポロ』で遅めのランチをしていた。
前日の日曜、俺のアドバイスに従った舞は、小暮を誘って水族館に行き、ディナーまで共にしたらしい。まるで10代のようなデートコー......
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この記事へのコメント
何でこんなウジウジと…
私は苦手だな