2人の花嫁 Vol.2

「新婚なのに寂しい…」六本木在住・年収2,000万の夫を持つ28歳女の悲哀

2020年のプレ花嫁達は、この状況下で不安を抱えながら準備に励んでいる。

「この気持ち相談できる友達が欲しい」

そんな想いが通じ、運命的に出会った2人の花嫁、紗理奈とアヤ。

……ところが、「あの子が羨ましい」 互いの距離が近づけば近づくほど、比べ合うのが女の定め。

結婚式準備を通じて変化していく女の友情の行く末は……?

◆これまでのあらすじ
共通の友人を介して出会った紗理奈とアヤは、2020年婚の悩みを共有し、急速に距離を縮めていく。良い友達が出来たと喜ぶ2人だが…?

前回:「結婚式キャンセルする?」2020年秋婚のプレ花嫁たちのリアル


「紗理奈が選ぶプランは全部高いやつじゃん。もうちょっと現実的に考えようよ」

プランナーが資料を取りに別室に行っている隙に、夫の陽介が小言を漏らす。

8月の土曜日。第1回目の結婚式の打ち合わせがあり、一緒にホテルまで足を運んでいた紗理奈と夫の陽介。

司会者決めやペーパーアイテムなど、早速具体的な話が始まったが…2人の意見はさっきから食い違ってばかりいる。

「また、お金の話?私は単純に司会者だって招待状だってこっちの方が良いんじゃないかって思っただけよ」

陽介の、いつだって予算から考えるところが、自分とは合わないところだと思う。

「ドレスもそうだけど、高ければいいって訳じゃないんだからさ…」

「高いって言うけど、オーダーするよりずっと安いよ。アヤちゃんが選んだVERA WANGに比べたら……」

ついついアヤと比較して、うちはまだお金がかかっていない方だと主張してしまう紗理奈。

このままだとかなり険悪な雰囲気になりそうだったので、周囲の目を気にして紗理奈は、とりあえず話題を変えることにした。

「ドレスや司会者については、後でゆっくり相談しようよ。ところでさ、招待客の人数を確定しないとだよね」

密を避けるために予定していた会場より1つ大きい所に変わったし、テーブルの着席人数の上限も10人から7人になる。ホテル側も配慮してくれてはいるが、結局は最終的に決めるのは自分たちだ。

「このままの状況だと結婚式に呼ばれる方も迷いながらの参加だろし…」

「少人数って、一体何人ならいいんだろうね…」

もともと、招待客は80人を予定していたが、この状況下、実際何人呼ぶのが正解なのかわからない。

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