急募:僕の嫁 Vol.9

親の敷いたレールに乗ってきた29歳エリート男。塩対応な女子に惹かれてしまう理由

運命の相手と出会いたい。誰もが思っていることではないだろうか。

では、運命の相手はどこにいるのだろう。

まだ出会っていないだけ、どこかにいるのだ。

そう思い続けてきた曽根進太郎、29歳。恋愛経験はゼロに近い。

彼の人生をかけた、“運命の相手”探しが今、始まる。

◆これまでのあらすじ

自暴自棄になっていた進太郎だが、うまくいかない原因は自分にあるのではないかと気づき始める。自分を変えるべく、動き出す進太郎だが…?


“私は、仕事とプライベートは、きっちり分けたいと思っています。申し訳ありませんが、職場の方とは、プライベートの時間までお付き合いするつもりはありません。

会話くらい…と思われるかもしれませんが、私なりに線引きさせてもらっています“

帰宅した進太郎は、ソファに寝転んで梅田の言葉を思い返しながら、自分の過去を振り返っていた。

“どうしたいの?”

“あなたは、何がしたいの?”

進太郎は、この手の質問が苦手だ。

この際はっきり言おう。自分には“意志”がないのだ。それが、これまでまともな恋愛が出来なかった理由だということも、薄々気付いている。

女性から、意見を聞かれたり決断を迫られると、急に逃げ出したくなってしまうのだ。

これまで、両親(特に母親)の望むように、言う通り生きてきた進太郎は、いつしか、自分で何かを決めることが出来なくなっていた。

いや、出来ないわけではない。正直に言えば、自分で決断したことがないから成功体験もない。だから、怖いのだ。

−でも、ここで変わらなければ自分は一生変わらない。

婚活すると決めた時の初心を思い出した進太郎は、自分を奮い立たせた。

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