美女の憂鬱 Vol.11

「チヤホヤしてくる男なんてイヤなのに…」彼氏から離れる決意をした、美女の本音

街を歩けば思わず振り返ってしまう。だけど目が合えば、逸らしてしまいたくなる。

誰もが羨望の眼差しを向ける、美しい人。…しかし、美女には美女にしかない悩みがあるのだ。

「オトせない男はいない」と言われ続け、早29年の奈津子もそのひとり。

―誰も本当の私なんて知ろうともしない。

これは、そんな美女と美女に恋した二人の男の物語。

◆これまでのあらすじ

取引先との会食で、奈津子の努力を嘲笑った上司の言葉に絶望し、真人に相談する。しかし真人からの返答は、奈津子の逆鱗に触れるものだった…。


2019年 5月下旬


「別れてほしいです」

真人とレストランでの食事中。奈津子は勢いに任せて言ったものの、本当に後悔はないのかと少しだけ心が揺れる。しかし一瞬の迷いのあと、はっきりとした口調で言い切った。

真人の目は、明らかに泳いでいる。

「…どうして?こんなこと言っちゃうとアレだけどさ......


この記事へのコメント

Pencilコメントする
No Name
一緒にいると自分の嫌な部分がどんどん出てくる相手は確かにいる。
それが世間的には羨ましがられる人であっても別れるのが正解なんだろうなぁ。
2020/05/25 05:5699+返信2件
No Name
でもちゃんと薄っぺらいことに気づいて仕事も認められて克弘の大事さもわかるよう(な感じ)になってよかったやんか
2020/05/25 06:1177返信4件
No Name
真人とは、結局見た目頼みの薄っぺらい人同士お似合いだったと思うんですけどねー。
2020/05/25 05:1550返信5件
もっと見る ( 36 件 )

【美女の憂鬱】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo