美女の憂鬱 Vol.5

「彼だけが、分かってくれる」男友達との関係に迷う美女が、救いを求めた相手

街を歩けば思わず振り返ってしまう。だけど目が合えば、逸らしてしまいたくなる。

誰もが羨望の眼差しを向ける、美しい人。…しかし、美女には美女にしかない悩みがあるのだ。

「人生の勝ち組」だと囁かれ続け、早29年の奈津子もそのひとり。

―誰も本当の私なんて知ろうともしない。

これは、そんな美女と美女に恋した二人の男の物語。

◆これまでのあらすじ

イケメン・真人と出会い、2人きりで食事に行くようになった奈津子。真人との関係は順調に進んでいたが…?


2019年 春


「奈津子、また自分の家の近くに呼び出しやがって」

久々に芽生えた異性への恋心をひとりで抱えきれなくなった奈津子は、大学時代の友人・西山晃輔を、近所の焼肉店に呼び出していた。

晃輔とは、大学1年の時に必修授業で隣の席になったことをきっかけに、今でも2ヶ月に1度、こうして飲み......


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