鮨ラバーたちの、行きつけ鮨店 Vol.2

CHEMISTRY 川畑要&堂珍嘉邦

ネタのこと、鮨のこと。CHEMISTRYのふたりが大将の話に耳を傾ける。
そして、実感する。本物の旨さを。

スシ イソ

すし 礎

広島出身の堂珍さんは魚が大好物。以前は3カ月に1回ぐらい鮨屋さんに行っていた。「自分で探して有名な店に」
CHEMISTRYのふたりがこの日訪れたのは、ビル地階にあって、カウンターのみ7席の『すし礎』。「こういう隠れ家のような店は来られなくて。だから今日は楽しみ」

一方の川畑さんは下町出身で、味のある、鮨屋が好きとのこと。
「雰囲気って大事ですよね。洒落た店も好きですけど、僕は街中にあって近所の人が気軽に食べに行ける、温かいお店も好き。どちらかというと、そっちの方が魅かれるかも。僕、葛飾の金町出身で、あの辺りにはそういう店が多い」

店主・菅谷勇氏が同じ下町の足立の出身だと知るやすぐに尋ねる。「足立のどこですか」
「竹ノ塚です」
「竹ノ塚!近いですね(笑)」

自家製パン(!)やアン肝と白子のバターソテーなど、創意に満ちた酒肴を堪能した後は、いよいよ握り。それはキュッと小振りで、食せば海の恵みが口一杯に広がる。

「これは、間違いないですね」
「いやー、幸せです」
うっとりと目を閉じた、ふたりのその顔が旨さを雄弁に物語る。

左.鰹出汁、バルサミコ酢や醤油、みりんを加えて調えたソースを添えるアン肝と白子のバターソテーといった洋の品々も供される

右.マグロのヅケとシメサバ。小振りの握りゆえ、ひと口で食せる

食べ慣れた手つきの2人

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