これが東カレが認めるとっておきの和食店 Vol.7

趣向を凝らした八寸はため息もの!白金の住宅街に日常を彩る和食店があった!

〝インスタ映え〞は若者文化と思っている大人でも、思わずスマホをかざしたくなる美しい一皿がある。

それは、上質な大人のみぞ知る、白金の和食店にあった。

八寸は、春を感じる蛤のしぐれ煮やサヨリ、海老、三つ葉の手綱巻きなどのほか、名物の卵のカステラなど10品前後が味わえる


上質な大人たちが毎夜連なるカウンターがある
『白金台こばやし』@白金台

料理に対する感動は、歳を重ねるにつれ変化する。以前は美味しさにただ感銘するだけだったのが、大人になると、美しさに心奪われることがある。和食の繊細な盛り付けは、その最たるものだろう。

『白金台こばやし』は、そんな心の琴線に触れる料理の連続にため息が漏れる。店主の技術とセンスが凝縮した八寸は、一品ごとの美しさと器との調和に、いい大人も写真に収めたくなるほど。

メニューは¥15,000のコース1本のみ。序盤に登場する八寸のほか、。鰆の藁焼きや、〆の宍粟米で炊き上げる3種の土鍋ごはんも絶品だ。


料理を盛る器や、酒器もご主人の好みでこだわって揃えている。

写真の酒器はもちろん、水の器にもオールドバカラを。大人の"映える"がここにもある。

食材へのこだわりも深く、店主の出身地である兵庫に所有する畑の野菜や、修業を積んだ関西の食材と、北海道出身の奥様の地元から届く食材をメインに、〝自然をいただく〞を信条に置いた逸品が紡ぎだされる。

和食の要となる出汁は、鹿児島の鰹節としび節(鮪節)をブレンド。目の前で2つの「節」を削って提供されるお椀は、その芳醇さに目を瞑ってただ浸りたい逸品。


入店すると目に入る精悍なカウンター。座った時、中にいる大将とちょうど目線が合うようにと計算された高さに、この店の心遣いを感じる。

ゆとりのあるカウンターが主役のシンプルな内装や、どの駅からもタクシーで行く立地も、上質な大人しか寄せ付けない特別感を放っている。


広尾、恵比寿、目黒からタクシーで約1メーター。

白金台の住宅街にポツンと佇む隠れ家感も大人好み。白い暖簾を目印に訪れたい。

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