婚活ひとり飯 Vol.8

「結婚するためには、そんなことまでしなきゃダメ?」30代の女が痛感した、リアルな婚活事情

男性がひとりで外食するのは受け入れられているのに、未だに世間では、女性がひとりで外食するとなると敷居が高い。

しかし最近、女がひとりでも気軽に入れるハイセンスなお店が増えているのをご存知だろうか。

広告代理店に勤務する桜木佳奈も、最初は「女性ひとりでご飯なんて」と躊躇していた一人だ。

時は、2019年。35歳の佳奈は、婚活に奮闘していた。

だが、涙のラザニアや、しっくりくる土鍋ご飯決意の焼肉など“女ひとり飯”をしていくうちに、人生も回り始めていき…。


お見合いパーティーという名の戦場


「こんにちは。佳奈、35歳です。広告代理店に勤務しています」

さっきから、私は何名の男性に同じセリフを言っているのだろうか。

初めて参加した、お見合いパーティー。

賢人とのデートを控えているものの、同期の美奈子から無理やり誘われて参加してみた。だが、いい加減に笑顔も引きつってきたし、繰り返される質問に辟易してきた。

「若く見えますね」
「なんで、今まで独身なんですか?」

—その答えを知っていたら、こっちが苦労しないわ!

心の中でそう叫びつつ、あくまでも笑顔で対応する。

婚活バイブル本のような物に一応目を通してきたが、それによると、こういったお見合いパーティーを制するのは、“清楚で可愛らしく、女子アナのような知性と品を兼ね備えている女性”らしい。

—そんな女性、とっくに結婚してると思うけど?

内心、憎まれ口を叩きながらも、Theoryのベージュのワンピースに、ヒールがいつもより低めのパンプスで会場にやって来てしまった自分がいる。(ちなみに、高価な指輪などのブランド物は全て外してきた)。

けれども、さっきから新しい男性に会えば会うほど、心がすり減っていくのは気のせいなのだろうか…

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