青山の路地裏で深夜3時まで営業中! 夜遅くても最高のフレンチが楽しめると話題!

大切な人と、静かにゆったり、食事を楽しむ。

そこに華美な内装はいらないし、形式張った料理もいらない。

青山の静寂な夜には日常を豊かにするレストランの明かりが温かく灯っている。

路地裏に潜む、この店はまさに隠れ家といった趣だ。


路地裏からさらに一本入っていけば仄明かりが漏れるドアに迎えられる
『ヒロヤ(Hiroya)』

外苑西通りと並行して伸びる奥まった路地。喧騒とは無縁のエリアだが、ドアを隔てた店内はいつも深夜まで陽気な声に溢れている。

営業は深夜3時まで。じっくり語り合いたい人々が夜な夜な、この店を訪れる。

ここ『ヒロヤ(Hiroya)』が絶えず笑顔で満ちる理由は明確。〝大人の美味しい秘密基地〞なのだ。

天然木の奥行きあるカウンターがメイン。漆喰の壁や和紙を使った照明は落ち着きを演出してくれる


まずは、料理。オーナーシェフの福嶌氏の調理技法はフレンチをベースにしているが、日本の旬材をふんだんに使い、日本酒も揃え、〆には巷のフレンチにはなかなかない、炊き込みご飯なども用意。

しかも、深夜3時まで時間を気にせず、好きなものを好きなだけアラカルトで楽しめるのだ。

そして、それらを盛り付ける器は、手作りの温かみが感じられる作家のものを揃えている。



野趣と上品さが調和した「蝦夷シカのロースト」¥3,900。飴色玉ねぎやマッシュルーム、セリなどを挟んだパイ、キャラメリゼしたアンディーブなどが添えられる。

カウンターの奥には個室も用意され、ともに癒しの空間となっている


和のテイストを取り入れた店内は落ち着いた雰囲気で、料理も会話も楽しめる空間に。

そして何より、福嶌氏が時折、お客に向けて放つジョークがみんなを笑顔にする奥深いスパイスとなっている。

「料理も器も雰囲気も、お客さんが心から寛げる癒しの場にしたいから」という福嶌氏の思いがあるからだとか。

この秘密基地でどこか親しみのある料理を頬張れば、たちまち陽気な声を構成する一員となってしまう。

そして、何度でも通いたくなり、誰かを連れて来たくなる。今宵もこの雰囲気に魅せられた人たちでカウンターは満席だ。


「ヒラスズキのカルパッチョ」¥2,000。白身はミツバや黄ニラ、豆苗のお浸しと和えており、分葱やローストピーナツ、ニンニクなどを使ったソースで食す。野菜は旬を第一に、香りと食感を重視してセレクトしている


「牡蠣の炊き込みご飯」¥2,500。熱した器にご飯、菜の花、自家製の塩漬け豚のスライス、炭火焼きした牡蠣をのせ、最後にアサリ出汁をひと回し。この出汁が旨みを加えつつ、すべての素材のコクを引き立てている。料理は2名分で1名分ずつ分けて提供


お高くとまらないフレンチは、ひと口ごとに幸せな気持ちが染み渡る。

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