2020.02.17
恋のアプリ Vol.10食事会より効率的で、紹介よりも気軽な出会いの手段。それは、「マッチングアプリ」だ。
インスタントな出会いと割り切るか、運命の人に出会える可能性を信じるか。全ては、使う人次第。
今日もこの東京のどこかで、出会いと別れが繰り返されているのだ。
お送りするのは、『東カレデート』を通じて知り合った男女のラブストーリー。
登場するのは、4人の男女たちだ。交錯していくそれぞれの想い。一体どんな結末が待っているのか…?
「恋のアプリ」一挙に全話おさらい!
第1話:「外見だけの美女に疲れた…」32歳経営者の男が見つけた、結婚までの近道とは
「仕事上、出会う女の子がそういうモデルちゃんばかりなのは仕方ないと思うけどさ、もう翔吾も32じゃん?そろそろ本気で結婚とか考えてもいいんじゃないの?」
言い返したい気持ちは山々だが、恭子の言う通りだと思う。僕は堪忍したように呟いた。
「だからこそ、既婚の恭子様に電話しているんです」
「あら。珍しく低姿勢。じゃあそんな翔吾君には、特別にいいことを教えてあげる」
第1話の続きはこちら
第2話:「私って、どのくらいのレベル?」デートを繰り返す27歳OLが、突然出会った謎の男
すれ違う幸せそうなカップルをつい睨んでしまいたくなったが、私はハッと気がついた。
「あ。17時過ぎてる。急がないと」
イルミネーションが点灯しているということは、時刻が17時を過ぎているということだ。美容皮膚科を17時ちょうどに予約しているのだ。頬の高い位置にあるシミが気になって以来、私は昨年から月一のペースで通っている。
早足でクリニックに向かい、ビルのエレベーターに乗り込む。そのとき、降りてきた男の人とぶつかりそうになった。
第2話の続きはこちら
第3話:「私、本命彼女じゃなかったの?」30歳の完璧美女が、男のバスルームで目撃したものとは
拓巳は、出会った時からずっと穏やかでとても優しい。だけど、最近その優しさや気遣いが妙に不自然で、違和感を感じている。
職場へ車で送り迎えもしてくれるし、取材や手術で相当疲れているはずの翌日に、自ら苦手なはずの料理をすると言い出し、どこから入手してきたのか、私が好きな日本酒・新政No.6のX-typeまで用意していた。
「ありがとう。じゃあ、お先に」
そう言ってバスルームに向かうと、嫌な予感がした。
第3話の続きはこちら
第4話:「あなたみたいな男に抱かれたくない」女には困らない美容外科医が、年上美女から捨てられた理由
「夏織は、もう1年近く一緒にいる特別な子だよ。綺麗で素直で料理も上手くて...」
「だけど、彼女ではないのね」
全てを見透かしているような眼差しに耐え切れず、僕は視線をグラスへ向けた。
「いや...あの子もそれを承知で僕のそばにいてくれていると思うんだ。情けない話だけど、僕はこの先誰とも結婚する気はないし、誰かと付き合うこともない」
「…本当情けない。そんなダサい男だったの?誰かを真剣に愛してフラれるのが怖いんでしょ。そんなこと言いながら、もし夏織ちゃんが離れていったら慌てるくせに」
第4話の続きはこちら
第5話:「君以外、他の女はもう要らない」。たった一晩のデートで男を夢中にさせた、30歳の女
スマホが鳴ったのは、シャワーを浴びて髪を乾かしているときだった。
「もしかして…」
「K」からの返信かもしれない。そう期待した僕は急いでスマホを手に取ったが、画面を見るなりすぐに落胆した。
『しょーちゃん、起きてる?』
先日別れたモデルの彼女からのLINEだ。予想外の人物からの連絡に困惑した次の瞬間、電話までかかってきて、うっかりタップしてしまった。
第5話の続きはこちら
第6話:同窓会でチヤホヤされるのは、地味だった女?かつて「一軍」だった27歳女の葛藤
“沙也香ちゃんは、今のままで可愛いよ”
立て続けにデートがうまくいかなくて完全に自信を失っていた私に、拓巳はそう言ってくれた。他人からしたら些細なことかれもしれない。だけど、ひどく落ち込んでいた私にとっては、何よりも嬉しい言葉だった。
けれど今朝になって、激しい自己嫌悪に苦しんでいた。
ー付き合う前に、寝てしまった…。
第6話の続きはこちら
第7話:女好きのドクターが、墓穴を掘った瞬間。男が女に言い訳しようとして放った失言とは?
「沙也香さん、今日は美容点滴ですね。月に2度の来院うれしいです。点滴は、前回は半年前か。お久しぶりですね。最近どうです?何いいことありました?」
たしかに沙也香の肌はファンデーションで綺麗に隠してはあるが、年末年始不規則な生活でもしたのか、いつもより荒れている気がした。
「それが、例のアプリでは苦戦していて、まだ絶賛活動中です!でも...気になる人ならできたんですよ。見ます?」
第7話の続きはこちら
第8話:「俺が彼女を変えてやりたい」。夜22時、モテ男が“垢抜けない女”を呼び出した理由
「あたしね、最近とても大事なものをなくしたの。それに気づいた時、取りに戻ろうとしたけどダメだった。絶対戻れるだろうって...甘かったわ。調子乗って甘えすぎてた」
ー男に振られたのか…。
話の内容ですぐ理解したものの、弱っている人気モデルを口説く元気すら、今の自分にはなかった。
「先生も、イケメンで美容外科医だとモテるでしょう?女に困ってません、って顔に書いてあるもんね。だけど、誰かを真剣に愛したこともないって顔もしてるんだよなぁ」
第8話の続きはこちら
第9話:男を虜にする女と、2度目のデートにすら誘われない女。徹底的なその違いとは?
僕の心は、一足先に春が来たような暖かさに包まれていた。
東カレデートを教えてくれた幼馴染の恭子にも、早速報告をした。付き合えたわけでもないのに気が早いと笑われたけれど、恭子はこんなことを言ってくれた。
『翔吾、今度は顔で選んでないんだ?姫じゃなくて妻にしたい人、見つかってよかった。約束どおり奢ってね』
恭子が送ってきた高級鮨店のURLに呆れていると、ちょうどそのタイミングで夏織からLINEが届いた。
第9話の続きはこちら
【恋のアプリ】の記事一覧
2020.02.18
Vol.11
「都合のいい女でいるのは、もう嫌」。男に従順だった女が、彼から夜誘われて取った行動
2020.02.04
Vol.8
「俺が彼女を変えてやりたい」。夜22時、モテ男が“垢抜けない女”を呼び出した理由
2020.01.28
Vol.7
女好きのドクターが、墓穴を掘った瞬間。男が女に言い訳しようとして放った失言とは?
2020.01.21
Vol.6
同窓会でチヤホヤされるのは、地味だった女?かつて「一軍」だった27歳女の葛藤
2020.01.14
Vol.5
「君以外、他の女はもう要らない」。たった一晩のデートで男を夢中にさせた、30歳の女
2020.01.07
Vol.4
「あなたみたいな男に抱かれたくない」女には困らない美容外科医が、年上美女から捨てられた理由
2019.12.31
Vol.3
「私、本命彼女じゃなかったの?」30歳の完璧美女が、男のバスルームで目撃したものとは
2019.12.24
Vol.2
「私って、どのくらいのレベル?」デートを繰り返す27歳OLが、突然出会った謎の男
おすすめ記事
2020.02.11
恋のアプリ Vol.9
男を虜にする女と、2度目のデートにすら誘われない女。決定的なその違いとは?
- PR
2024.11.20
銀座で女性と過ごす夜。アイリッシュウイスキーが引き寄せた、2人だけの密やかな高揚とは
2022.01.29
悪いのは、アナタ
悪いのは、アナタ:幸せな家庭と仕事を持つ完璧ママ。身に覚えのない誹謗中傷から始まる悪夢とは
2022.08.14
港区夫妻のトラブル事例
不倫の代償として退職に追い込まれた37歳男。見た目は大人しそうだが、怖い女に手を出し…
- PR
2024.11.18
総勢100名に当たる!西友&東急ストアで「スプリングバレー」を買って東カレ厳選グルメをもらおう!
2019.04.20
実家暮らしの恋
東京で実家暮らしの男女。彼らが乗り越えるべき壁とは?「実家暮らしの恋」全話総集編
2017.11.27
東カレ編集部が美女に初体験させてみた
東カレ編集部が美女に初体験させてみた:ミスコン優勝美女が、下北沢の大衆酒場で酔ったら…
2024.03.23
報われない男
「彼女と私、どっちも好きなの?」妻の質問に否定しない夫を置き去りにし、家を飛び出て…
2017.03.06
二子玉川の妻たちは
「二子玉川?遠いわね。」白金の妻たちに召喚されて思い知る、上には上がいる現実
- 関西
2018.05.08
神戸嬢戦争
栄華を極めた関西カリスマ読モたちの行く末は・・・?「神戸嬢戦争」全話総集編
東京カレンダーショッピング
『佐藤養助商店』:門外不出の技による、喉ごし滑らかな"稲庭干饂飩"
『かに物語』:ふっくらと肉厚な一本爪が2本入ったフレンチカレー
『西岡養鰻』:特製タレ付き!脂の乗った高品質な鰻を土佐備長炭で丁寧に焼き上げた蒲焼
『マルヒラ川村水産』:ご飯に載せて贅沢いくら丼!1粒1粒に旨みが凝縮された、とろける食感の北海道函館産天然いくら
『North Farm Stock』:北海道産ミニトマト使用!糖度が高く、コクとうまみがたっぷり詰まったトマトジュース
『ル・ボヌール 芦屋』:フリーズドライフルーツにホワイトチョコがたっぷりと染み込んだ新感覚スイーツ
『HAL YAMASHITA 東京』:シルクのようななめらかさ!冷え冷えトロリの新食感"ウォーターチョコレート"