オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.91

交際前に、結婚までほのめかして猛アタックした男。女が9ヶ月で彼を見限った理由は?

宿題1:交際前後で、男が取るべきではなかった行動はどれか述べよ


詩織と出会ったのは、友人の紹介だった。笑顔が可愛くて、一目見たときから心を掴まれた。

その日にLINEを交換し、僕の方からデートに誘ったものの、最初はまさかの撃沈だった。

「良ければ、僕と付き合ってほしい!!」

一世一代の告白だったが、詩織の返答はそっけない。

「彼氏と別れたばかりで、まだ他の人と交際とか考えられなくて」

けれども僕は諦めきれずに、しつこく誘い続けた。すると5回目のデートで、ようやくOKが貰えたのだ。

このときから、僕は結婚を視野に入れて交際していた。お互いの年齢もあるし、彼女が結婚したいのも知っていたから。

「今すぐじゃないかもだけど、ゆくゆくはちゃんと結婚したいと思っている」

きちんとそう伝えていた。そしてこの話をした時の詩織の嬉しそうな顔は、一生忘れないと思う。僕たちは順調に関係を育み、お互い幸せだったはずだ。

けれども、いつから詩織の気持ちは離れていたのだろうか?


「ねぇ、翔太って私のこと好きなの?」

それは、ある土曜日のこと。僕の家でダラダラしていると、詩織が突然こんな質問を投げかけてきた。

「どうしたの、突然」
「いや、最近連絡するのはいつも私からだなぁと思って…」

確かに僕はマメじゃない。細々とした連絡があまり好きではないので、日ごろからLINEも面倒だなと思う方だ。

「ごめん、普段からLINEしないからさ」
「そっか、ならいいんだけど。連絡しても返事がない時もあるし、既読になるのも遅いから」
「でも詩織以外の人にも返信遅いよ」
「ふふ、本当にマメじゃないんだね」

詩織はそう言って、ぷっと吹き出した。

物分りの良い彼女で本当に助かった。忙しい時は更に返事のスピードが落ちる僕に対し、詩織は怒ることもなく常に優しいのだ。

「詩織って本当にいい子だよね。ありがとう」
「いえいえ」

そんな感じで、僕たちは何かあればすぐに話し合い、解決してきたはずだった。

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