別れ、のち晴れ Vol.4

デート相手はいるのに、誰のことも好きになれない。何をしても満たされない女の嘆き

人との、別れ―。

それは、誰しも一度は経験したことがあるもの。

けれど、別れた後に待っているのは辛いことだけじゃない。これは、そんな「別れ」にまつわるオムニバス・ストーリー。

◆これまでのあらすじ

京一の弁護士になりたいという夢を知らないまま別れてしまった夕里子。二人はそれぞれ幸せをつかむことができるのか…?


「大手メーカーで順調に積んでいたキャリアを捨ててまで、弁護士を目指そうとした熱い想いというのは、どこから湧いてきたのでしょうか?」

夕里子との別れから数年後、京一は所属する弁護士事務所の一室で、インタビューを受けていた。

会社員を辞めて弁護士を目指すというのは業界の中で珍しいことではなかったが、雑誌の編集者である友人に頼まれて、渋々引き受けた取材だ。

京一は、夕里子と別れてすぐに会社を辞め、貯金を切り崩しながら必死に勉強した。結果、司法試験に合格し、弁護士になるという夢を叶えることができた。

しかしやはり心のどこかで、夕里子の存在が気になっていた。

まだ浮気したと思っているのだろうか、結婚はしたのだろうか…。気にはなるが、京一から連絡することははばかられた。

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