病める時も、ふくよかなる時も Vol.10

「夫はもう、私を女として見ていない...」絶望し自堕落となった妻を救った、ある男の言葉

―病める時も、健やかなる時も。これを愛し、これを敬い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?―

かつて揺るぎない言葉で永遠の愛を誓い、夫婦となった男女。

しかし…妻が“女”を怠けてしまった場合でも、そこに注がれる愛はあるのだろうか?

8kg太り、夫の誠司から夫婦生活を断られてしまった栗山美月は、誠司の無理解に悩まされながらも痩せることを決意。

パーソナルトレーナーの甲斐と、ダイエットを始めるが、甲斐と食事をしているところを誠司に目撃されてしまう。ところが夫は、もはやヤキモチすら焼かないのだった。


「いってらっしゃい、誠司さん」

「いってきます、みいちゃん。今日の夕食も楽しみにしてるよ」

小さなキスを交わす、穏やかな朝。

静かに玄関のドアが閉じて誠司の気配がなくなると、美月はリビングへと戻り「ふう…」とため息をつく。そしてどっかりとソファに腰を下ろした。
......


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