―病める時も、健やかなる時も。これを愛し、これを敬い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?―
かつて揺るぎない言葉で永遠の愛を誓い、夫婦となった男女。
しかし…妻が“女”を怠けてしまった場合でも、そこに注がれる愛はあるのだろうか?
結婚後、8kgも太ってしまった栗山美月。太っていたって、愛されている。そう信じていたが…久しぶりに夫婦生活を持ちかけてみたところ、夫の誠司からは、あまりにも残酷な一言が返ってきたのだった。
親友の桐乃にも呆れられた美月は、もう一度誠司を振り向かせるためにダイエットを決意する。
これは、ふくよかな体型となった主婦を襲った、絶望と再起の物語。
心臓が高鳴る。
額に汗が滲む。
ゴクリと生唾を飲みながら美月が対峙しているのは、年始に一度乗って以来、見て見ぬ振りをし続けていた体重計だった。
ダイエットを始めるには、現状を把握することが欠かせない。
絶対に痩せてやる。そう誓った美月は、昨夜の決意が揺らがない......
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この記事へのコメント
妻の思いや望みより自分優先
痩せようがどちらにせよ女として見てないから(他にいるのか)って感じがするなあ〜〜
意外と要所要所の発言もこわい!