病める時も、ふくよかなる時も Vol.10

「夫はもう、私を女として見ていない...」絶望し自堕落となった妻を救った、ある男の言葉

―病める時も、健やかなる時も。これを愛し、これを敬い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?―

かつて揺るぎない言葉で永遠の愛を誓い、夫婦となった男女。

しかし…妻が“女”を怠けてしまった場合でも、そこに注がれる愛はあるのだろうか?

8kg太り、夫の誠司から夫婦生活を断られてしまった栗山美月は、誠司の無理解に悩まされながらも痩せることを決意。

パーソナルトレーナーの甲斐と、ダイエットを始めるが、甲斐と食事をしているところを誠司に目撃されてしまう。ところが夫は、もはやヤキモチすら焼かないのだった。


「いってらっしゃい、誠司さん」

「いってきます、みいちゃん。今日の夕食も楽しみにしてるよ」

小さなキスを交わす、穏やかな朝。

静かに玄関のドアが閉じて誠司の気配がなくなると、美月はリビングへと戻り「ふう…」とため息をつく。そしてどっかりとソファに腰を下ろした。
......


この記事へのコメント

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No Name
甲斐くん、ほんといいトレーナーさんだわ。。
美月の頑張りが報われますよーに!
2019/11/25 05:2499+返信1件
No Name
家政婦さんがダイエットしても関心なんてないのと一緒、ここまで酷い夫だと妻に不倫されても仕方ないような気がします。デートくらいしていいよ。
2019/11/25 05:5299+返信3件
No Name
最後はハッピーエンドになります様に! 最悪 欲しかったものが直ぐには手に入らなくても、前向きに努力して健康的で美しい身体になった事は人生の大きなプラスになると思います。
2019/11/25 05:3199+返信1件
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