僕のカルマ Vol.8

「彼女は、心のオアシスなんだ」仕事に勤しむエリート男が、本能で取ってしまった行動

世の中は、弱肉強食の世界だ。

特に、この東京で生きる男たちにとっては。

皆、クールな顔をしながら、心に渦巻くどす黒い感情を押さえつけるのに必死だ。

弁護士としてのキャリアを着実に重ねる氷室徹(34歳)は、パートナー目前。年収は2,000万を超える。圧倒的な勝ち組と言えるだろう。

しかし、順風満帆に見えた彼の人生は、ある同級生との再会を機に狂い始めていく。

◆これまでのあらすじ

ある日氷室は、かつての同級生・堀越と再会する。ところが昇進目前にして、堀越との案件が頓挫した上に、彼からは「昔氷室に暴行を受けていた」などと覚えのない主張をされて戸惑うばかり。

そんな矢先、再び仕事は上り調子となり、美人秘書・宮瀬とも関係を持ち始め…。


「宮瀬、これをバイク便で頼む。大至急だ、今日の16時に間に合わせてくれ」

氷室は、押印した書類を雑にまとめ、宮瀬に放り投げた。

彼女は嫌な顔一つせず、「承知いたしました」と書類をきれいに整え、封筒に入れてバイク便の担当者を呼び出す。

−これでいったん片がついたか。次......


この記事へのコメント

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No Name
電話に出る時間ないのになんでバー行く時間あるんだよ、、意味不明。
2019/12/11 05:3699+返信1件
No Name
最低だし、普通それだけ電話があって息子からも電話かかってきたらなんかあるって心配するだろうに、おうちに帰りたくないって、どんだけ子供なの!
2019/12/11 05:1699+返信4件
No Name
最低すぎて途中から気持ち悪くなってしまった…
2019/12/11 05:0699+
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