僕のカルマ Vol.7

「彼女を見る目が変わった…」。秘書の女と一晩過ごした男の、胸の内とは

世の中は、弱肉強食の世界だ。

特に、この東京で生きる男たちにとっては。

皆、クールな顔をしながら、心に渦巻くどす黒い感情を押さえつけるのに必死だ。

弁護士としてのキャリアを着実に重ねる氷室徹(34歳)は、パートナー目前。年収は2,000万を超える。圧倒的な勝ち組と言えるだろう。

しかし、順風満帆に見えた彼の人生は、ある同級生との再会を機に狂い始めていく。

◆これまでのあらすじ

氷室は、再会した同級生・堀越とのトラブルに頭を抱えるが、そんなピンチを見事に解決したのは、秘書の宮瀬だった。気を良くした氷室は、彼女と距離を縮めていき…。


「そんな怖い顔して、どうかされましたか?」

朝8時。氷室がしかめ面で自分の携帯をいじっていると、昨晩から一緒にいる宮瀬は、隣で不思議そうに尋ねた。

仕事用の携帯ならまだしも、私用の携帯を見るのにそんなに顔をしかめる必要があるのか、とでも言いたいのだろう。

「ちょっと......


この記事へのコメント

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No Name
宮瀬さんとの事はこれで済まないと思います
2019/12/04 06:2299+返信4件
No Name
優秀な人ってもっと周りに気を配れる人だと思ってました。氷室が優秀っていう描写に違和感を感じます
2019/12/04 05:2971返信1件
No Name
なんか氷室さんって薄っぺらい人だな
2019/12/04 06:3963返信2件
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