狂気的なカノジョ Vol.5

「え、彼にボディータッチしてた?」ホームパーティ中、笑顔の下で錯綜する女たちの本音

「ただいまー」

30分後、ドアが開く音がして、航平と美雪が笑いながら帰ってきた。

「おかえり・・・」

紗奈は努めて笑顔を崩さないようにして、2人を出迎えた。航平が靴を脱いで部屋に上がろうとした瞬間、彼の背中に添えられてる白い手が視界に入り紗奈は動きを止めた。

―え? 航平の背中に美雪ちゃんの手が?

それは一瞬のことで、気づいたときにはもう彼女の手は離れていた。

混乱しながらも、紗奈は受け取ったビールを冷蔵庫に入れ、何事もなかったかのように席についた。

ちょうどそのタイミングで志穂と航平の友人2人も到着した。


「私、はじめましてですよね? 挨拶が遅くなってすみません。今井美雪です。東先輩の後輩で一緒に仕事をしてます。2次会、よろしくお願いしますね」

そう言って美雪は男性側の幹事に挨拶をしている。

みんなで乾杯をして、紗奈もシャンパンに口をつける。時折じっと美雪の表情を窺うが、紗......


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