わたし、9時に出社します。 Vol.3

「女は、お茶汲みが当たり前だった…」総合職がなかった時代の話に、衝撃を受けた23歳女

2019年。

「令和」という新しい時代を迎えたが、これまでの慣習や価値観がアップデートされる訳ではない。

このお話は、令和を迎えた今年に保険会社に総合職として入社した、桜田楓の『社会人観察日記』。

1996年生まれ、「Z世代」の彼女が経験する、様々な価値観を持った世代との出会いとは…?

◆これまでのあらすじ

これまでに、30代の先輩社員に「30分前出社は当たり前」と諭されたり、無意識にハラスメント的な発言をする40代男性上司を見てきた。

さて今週、楓が出会う社会人とは…?


―人事部からのフォロー面談、か……。

4月に保険会社に入社し、半年が経過した。

ようやく生活リズムも掴めてきた頃、楓の会社では、新入社員を対象とした「面談」が行われる。

それは、大学を卒業したばかりの新人たちが、半年間「社会人」として業務を経験し生活していく上で、一度立ち止まって、日々を振り返り気持ちを新たにしてほしいという会社の狙いがある。

さらには早期に悩みや不安に向き合うことで、心や体の不調を軽減させるという、ヘルスケアの一環でもある。

楓のところにも、人事部より「入社後フォロー面談」の案内がメールにて届いた。

そこには、「社内カウンセラーと1時間お話することで、日々の業務や生活について振り返ってみましょう。面談で聞いたことは、守秘義務を必ず守ります」といったような、説明が加えられていた。

日々の業務に当たる上で、自分や同期達の世代の価値観と異なる上司に会うことが多い。だから今回の面談でも、担当者に何か言われるのではないかと、少し怯えた。

人事部は他部署とはカラーが違うし、ヘルスケアの担当は年齢層も高めなはずだ。

だが何とかその場をやり過ごせばいいやと思っていた楓に、意外な出来事が起きたのだった。

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