−女なんて、どうせ金を持ってる男が好きなんだろ−
そんな風に思うようになったのは、いつからだっただろう。
慶應義塾大学入学とともに東京に住み始めた翔太は、晴れて慶應ボーイとなるも庶民とセレブの壁に撃沈。
さらには付き合い始めた1歳年上の女子大生・花純が、お金持ちのおじさんに群がるいわゆるビッチだったことが判明。その悔しさをバネにした翔太は、大手総合商社の内定を勝ち取る。
若手の間は苦汁を飲んできた翔太だったが、28歳、社会人6年目でついにモテ期到来!
調子にのる翔太。しかし噂話で、同期のコジマが出世レースの先頭にいることを知り、小さな焦りを抱く。
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30歳。初めて結婚を意識した女
「新郎・小島悟さんは早稲田大学政治経済学部をご卒業され…」
新郎新婦の生い立ちから学歴・経歴をつぶさに紹介する司会の女性。
よく通るその声のおかげで、僕は同期・コジマの妻となる女性が、東大出身、外資系コンサル勤務のバリキャリだということを知りました。
30歳になる年......
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