呪われた家 Vol.4

「しばらく距離を置こう…」結婚前に男から受けた悲劇の提案に、絶望する26歳女

―結婚―

それは、愛し合う男女が二人で新しい家庭を築くこと。

だがその儚い幻想が、見事に打ち砕かれたら…?

女は生まれ育った家を、それまでの人生を捨て、嫁ぎ先に全てを捧げる。結婚と同時に“家”という呪縛が待ち受けているのだ。

奇妙な風習、監視の目、しきたり、そして義家族たちの薄笑い…。

夜な夜な響くその声は、幸せでいっぱいだったはずの新妻の心を蝕んでゆく。

―逃ゲヨウトシテモ無駄ダ…

看護師の岡林沙織(26)は、恋人の清川宗次郎(28)からプロポーズを受け、1年の交際を経ていよいよ結婚することが決まった。

だが姑からの婚礼衣装は姑の物を引き継ぐこと夫の帰宅は毎日玄関で出迎えること、また第一子は男児であることなど、さまざまなしきたりに苦しめられるのだった。


―一刻も早く、宗次郎と会って話さなきゃ…。

「男児を生むために“月のもの”の周期を教えて欲しい」

沙織は義母の発言に恐怖を感じ、思わずその場から逃げ出してしまった。

できれば同居は避けたい。宗次郎に会って、そう伝えようと考えていたのだった。



宗次郎と......


この記事へのコメント

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No Name
宗次郎、ずるいよぅ!(笑)
2019/09/13 05:0899+返信3件
No Name
別れたくない気持ちもわかるけど、仕事続けたいこととか同居はちょっと…とか、月のもの教えるなんて無理とか、そのへんは伝えておかないと!
俺の家は普通じゃないんだよな、と言いつつ、しれっと占いで決めるからって、やっぱりこわいです。
2019/09/13 05:2399+
No Name
同居ってそんな甘いものではないよ
2019/09/13 05:1699+返信2件
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