呪われた家 Vol.6

「アハハハハハ…」狂った女が夜な夜なバレエを踊る、恐怖の館に嫁いだ女の悲劇

結婚と同時に女に待ち受けるのは、“義実家”という呪縛。

奇妙な風習、監視の目、しきたり、そして義家族たちの薄笑い…。

夜な夜な響くその声は、幸せでいっぱいだったはずの新妻の心を蝕んでゆく。

◆これまでのあらすじ

看護師の岡林沙織(26) は、恋人の清川宗次郎(28)からプロポーズを受け、1年の交際を経ていよいよ結婚することが決まった。

だが義実家の奇妙なしきたりに圧倒される。また義妹の瑠璃はほぼ軟禁されて育ったと語り、ショックを受ける沙織だった。

そして夜中、ピアノの音とともに聞こえる軽やかな足音。ドアの隙間から見えたトウシューズ。

これは夢だと自分に言い聞かせる沙織だったが…


夜中の物音や、奇妙な違和感に沙織は眠れない日々が続いていた。食欲も落ち、体力も気力も損なわれていく。出勤前のスタッフルームであまりにも顔色が優れないことを、職場の同僚の実花に心配された。

「沙織、同居始めてからあまり眠れてないんじゃない?」

「うん…まだちょっと慣れなくて......


この記事へのコメント

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No Name
一晩踊ってりゃ貧血だけでなく、寝不足にもなるよな
2019/09/27 05:4199+返信6件
No Name
あの人、やっぱりおかしい…こんな家に住む事を選んた沙織も十分おかしいよ!
2019/09/27 05:1699+返信4件
No Name
うーん…朝美さん、嫌がらせしているように見えるけど、何となく根っから嫌な人ではなく、わざと沙織をこの家から出て行くように持って行ってる気がするんだよね。
この家にいちゃいけないってメッセージが隠れてる様な…
2019/09/27 05:3299+返信3件
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