特別だと思っていたのは、私だけだったの−?
広告代理店でコピーライターをしている橋本杏(24歳)は、同期の沢口敦史(24歳)に淡い恋心を抱いている。
“友達以上”の態度をとる敦史に期待してしまう杏。
しかし学生時代からの親友・優香と敦史を引き合わせてしまったことから関係が一変。
惹かれ合う二人を前に強がることしかできない杏。
結局、まもなく付き合い始めた二人。だが杏は優香に、小さな不信を抱く。
三浦優香:私のしたことは“裏切り”なのでしょうか?
「ねぇ…お願いだから、もうかけてこないで」
杏と敦史を店内に残し外に出た私は、声を潜め、しかし強い口調で電話の向こうに訴えた。
「一方的に別れるなんて、どうしたっていうんだ」
「とにかくもう一度会って話そう。優香、頼むよ。俺を困らせないでくれ」
俺を困らせないでく......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
杏が羨ましくて自分から仕掛けるって…
可愛くない子だな
そんな打算で始まった恋うまくいくとも思わないし、傷心で甘えたい時に適当な男なんてたくさん見つかるだろうになんでわざわざ友達との関係危うくすることするのかな。
大人になっても付き合える友達って貴重なのにな。