女は、直感にしたがい、時として大胆にお金をつかう。
その瞬間、彼女たちが心に描くのは、とびきりの夢や幸せな未来。
この連載で紹介するのは、“ある物”にお金をつかったことで人生が変わった女たちの物語。
欲しい物にお金をつぎ込み、夢を見事に叶えた女や、それがキッカケで人生が好転した女もいれば、転落した女もいる。さて、今回登場するのはー?
Vol.1 子供の小学校受験のための塾代、約500万円
名前:川田真美さん(仮名)
職業:主婦(元CA)
年齢:35歳
今回のインタビューに応じてくれた真美さんは、元CAというだけあって、清潔感が漂う色白美人だ。
表情は穏やかで、紺色のワンピースに身を包み、どこからみても品の良いお母様にみえる。
広告代理店勤務のご主人と娘と、家族3人で港区に住んでいる真美さん。
そんな彼女の人生を変えたのが、長女の小学校受験だという。そのためにかかった塾代は、トータル約500万円。
サラリーマン家庭にとってのこの出費は、決して安い買い物ではない。
しかももともと真美さんは、娘に小学校受験をさせるつもりはなかったというのだ。
“公立派”であれば、本来かかることのなかったであろう500万円。それが一転し、結果的に高額な塾代を支払っていた理由とは?
「はじめはそんなつもりじゃなかったのに。気がつけば私は、“お受験”という名の底なし沼にハマっていたんです」
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