12星座の女たち Vol.9

「つまらない男は、嫌い」恋に刺激を求めて苦労する射手座女を救った、意外な存在

射手座 6月の運勢


射手座の方は、時に、自分でも持て余してしまうほどの情熱に振り回されてしまう事が、ままあります。自分がどういう人間であったか、走りながら分からなくなってしまう、というような感覚かもしれません。

そして同時に、立ち止まってしまう事への恐怖を感じているだろうと思います。

何かを追いかけ続けていないと、自分が自分でなくなってしまう。そんな不安と戦っている人も多いのではないでしょうか。

ずいぶん物騒な書き方をしてしまいましたが、これは決してあなたの不安を煽りたいわけではないのです。

ひとまずゆっくり落ち着いて、自分と対話する時間を持つタイミングになった、と考えてみると良いかもしれません。

ふと立ち止まり、全力で駆け抜けた月日を思い返した時、自分が一番手に入れたかったものが何だったか、思い出せるはずです。

今月は“意図的”に、焦らない時間を持つことを大事にしてください。

そうすれば、この下半期から始まる「仕切り直しのスタート」を、気持ちよく切ることが出来るはずです。

少し休めば、あなたは誰も止められないほどのスピードで、心を躍らせながら走り続けることができるでしょう。

今は、緩んだ靴紐をしっかりと結びなおしてみてください。


ラッキーデイ:6月17日

Horoscope:J・ミナト


真矢は「この占い師に会った」というのだ。麻布十番のあるバーで出会い、簡単な占いをしてもらったらしい。

やたらミステリアスな男だったが、その言葉に少しだけ勇気をもらえたのだという。

半信半疑で『J・ミナト』の占いを読みながら話の続きを聞いていると、真矢は目を輝かせながら「ほら、これ見てよ」と言ってスマホを差し出す。

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Masataka I
来月帰国します。ところで、紗耶香って元気かな?
また皆で飯でも行こう。

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それは、懐かしい大学の同期からのメッセージだった。

「ちょうど、紗耶香が別れたっていうから、射手座の占いを見てたの。そしたら偶然、正孝から連絡が来たのよ。

彼の事、覚えてるでしょう?」

紗耶香はふと飯田正孝、という名前を思い出す。

同じゼミで、真矢たちとよく一緒に遊んでいた。就職してからも、ちょくちょく顔を合わせていたけれど、正孝がシンガポールに駐在になってから7年、連絡さえ取っていなかった。

「…懐かしい、彼、元気なの?」

「やあね、そんなの自分で聞いてよ。連絡先、知ってるでしょう?」

そう言うと、グイっと赤ワインを飲み干し、真矢はもう一度手早くお代わりをオーダーする。

そして、「靴紐、結びなおす時期なんじゃない?」と意味ありげに微笑むのだった。

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