2019.04.01
結婚に向かない男 Vol.10仕事にも適性があるように、結婚にも向き不向きがある。
どんな爽やかイケメンでも、高学歴・高収入のハイスペ男でも、残念ながら“結婚に向かない男”は存在し、数々の婚活女子を絶望させている。
一時の恋愛を楽しむのなら問題はない。しかし結婚したい女が、結婚に向かない男に割いている時間はないのだ。
この連載では、婚活中のアラサー女子から寄せられた情報を基に、東京に数多生息する “結婚に向かない男”の生態を紹介していく。
「結婚に向かない男」一挙に全話おさらい!
第1話:東大卒・外銀勤務。36歳エリート男の部屋で見た、ドン引きの光景とは
広告代理店の営業として働く美希の横顔には、美しさの隙間に隠しきれぬ聡明さが滲んでいる。よく通るハリのある声も聞き取りやすい。
才色兼備そのものの彼女に心惹かれる男は、さぞ多いことだろう。
しかし今回の報告は、そんな彼女の“パーフェクト感”が招いた悲劇だった。
「初めてデートした夜、彼に言われたんです。君みたいな人をずっと探していたって」
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第2話:「彼と結婚したら不幸になる」慶應卒・32歳の商社マンと、泣く泣く別れた女の言い分
「後悔してます。好きになるんじゃなかったって。彼とは、友達のままでいるべきだった」
キラリトギンザ12階の『PLUS TOKYO』。窓に広がる夕暮れの銀座を背景に、今回の報告者・真子は切ない吐息を漏らした。質の良い黒カーディガンに、白のプリーツスカート。一粒ダイヤの華奢なネックレスがよく似合う、清楚な女性だ。
白くて透明感のある肌に、艶のある栗色の長い髪。“彼女にしたい女性”を具現化したような真子だが、つい先日、2年付き合った彼氏に別れを告げたばかりなのだという。
第2話の続きはこちら
第3話:「このお腹、ヤバくない?」美人インスタグラマーに屈辱を与えた、美意識が高すぎる元モデルの代理店男
「Instagramのフォロワーは今、15万人ほど。最近では、毎晩やってるメイクライブが人気なんです。…え?メイクライブが何かって?インスタのライブ機能を使って、お気に入りのコスメやメイクテクニックをリアルタイム配信するの。そのおかげで、化粧品会社からのPRオファーも増えました」
そう自信満々に語る綾美。はっきり言ってプロのモデルや女優ほどの美貌はないが、一般女性にしてはかなり可愛い。よほど手入れをしているのだろう、肌なんて透き通るように綺麗だ。
しかし最近、そんな美意識の高い綾美の価値観を変えた男がいたという。
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第4話:「ハイスペでもこんな男は嫌!」知性派美女が、34歳・エリート弁護士を振った理由とは
理恵子は「もう懲り懲り」と言わんばかりに首を振り、眉間に小さくシワを寄せた。
彼女は大学卒業後とある出版社に勤め、現在はWEBメディアで編集者をしているという。幼い頃から読書家で幅広い分野に関心を持つ理恵子は、パートナーにも博学であることを求めた。
そんな彼女にぴったりの男性がいると同僚に紹介されたのが、四大法律事務所に勤めるエリート弁護士の直人。
しかしこの彼が、典型的な“結婚に向かない男”だったのだ。
第4話の続きはこちら
第5話:半年間で抱き合ったのは、たったの1回。“淡白”では済まされない男の実態
「最近、若い子の草食化が進んでるっていうのは知ってたけど…30代半ばの男性でも淡白な人って多いものですか?」
いきなり赤裸々な話だが、質問をする結衣の瞳は真剣だ。なんでも、彼女が少し前まで付き合っていた34歳の彼が、ありえないほど淡白な男だったのだという。
「私たち、半年間付き合ったんですけど…その、たった1回だけなんですよ。抱き合ったの」
第5話の続きはこちら
第6話:「こんなのは愛じゃない…」IT起業家に見初められた女が、土壇場で婚約破棄した理由とは
「今となれば、婚約破棄をして本当に正解だったと思います。もしあのまま結婚していたら…考えただけで震えますね」
文乃はそう言うと、笑いながら大げさに身震いをして見せた。
2年前。彼女は婚約破棄をした。相手は聡(仮名)という男で、界隈ではちょっと名の知れたIT経営者だった。
俗に言うセレブ婚が約束されていたはずの文乃。それなのに彼女はなぜ、婚約破棄をしたのだろうか…?
第6話の続きはこちら
第7話:プロポーズ翌日に前言撤回!?「結婚してほしい」と言ったはずの彼が、突如豹変した理由とは
「正直、思い出したくない過去です」
中目黒駅近くのカフェ『FRAMES』で、詩織は大きなため息を吐いた。
彼女が2年付き合った年上の彼・秀樹と別れたのは半年前のこと。ようやく立ち直り、今は新たなデート相手がいるようだが、半年前の「事件」は詩織の心に大きな傷を残したという。
「だって彼、はっきりとこう言ったんですよ。“詩織とずっと一緒にいたい。俺と結婚してくれ”って」
第7話の続きはこちら
第8話:「誠実=結婚向き」は幻想だった…?彼の部屋で見てしまった、マジメ男の本性とは
「最初は、むしろ結婚向きだと思ったんです」
今回の報告者・田代奈津美は、そう言って小さく唇を噛んだ。春めく陽気となった週末の『カナルカフェ』は、楽しげな女性客やカップルで賑わう。高い声で笑う若い女を無言で振り返ったあと、田代奈津美は再び言葉を続けた。
「彼…哲也の、寡黙なところがいいと思ったんです。私、ペラペラと口のうまい男が苦手で。昔、そういう男に痛い目にあわされたから」
当時を思い出したのか、奈津美は思い切り眉をしかめてみせた。
第8話の続きはこちら
第9話:36歳・総合商社勤務で貯蓄ゼロ…!?独身貴族を謳歌しすぎた男の、ありえない金銭感覚
「結婚を考えなければ、めちゃくちゃいい男なんです。リーダーシップがあって、女性にも優しくて。わかりやすいブランドは買わないけど質の良いものを持っているし、家のインテリアもシンプルでかっこいい。レストラン選びも旅先のセレクトも完璧。つまり、センスがいいんですよね」
元彼のことをそんな風に語る葵は、未だに少々未練があるようだ。“いい男”だと認めながら、ではなぜ葵は彼と別れたのか。
その理由は他でもない…独身貴族を満喫しすぎた、雄太の浪費癖にあった。
第9話の続きはこちら
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