神楽坂は色気がある街だ。石畳、少し入った路地の静寂。
デートにこの街を選ぶだけで、その非日常な街並みが、ふたりの関係性を強くしてくれる。
いま訪れるなら、昨年4月、毘沙門天裏にオープンしたレストラン『NODO』を強くすすめる。
裏路地の古民家。でも、イタリアンという意外性が期待感を煽る
『NODO』
東京でもまだ珍しいフリウリ=ヴェネチア・ジュリア州の郷土料理に特化したこのイタリア料理店は、築70年の古民家をリノベーション。
敢えて残したという古い木の梁や柱が、わざと雑に仕上げたレンガの壁と絶妙な風合いを見せる店内は、新しさのなか、しっとりと落ち着いた雰囲気。
デートなら、奥のこぢんまりとしたカウンター席が正解。お忍び感が強く、ふたりの世界に入りやすい。
「イタリアでも、北東部に位置するフリウリは、オーストリアやスロベニアと国境を接しているため、料理もかなり独特。中央ヨーロッパの影響を受けた料理が多くなりますね」とは、この地の料理に魅せられたオーナーの及川博登さん。
メニューを見ると「ミニャクリス」や「チェバプチチ」等々、これっていったいどんな料理なの?とふたりで首を傾げてしまう料理がずらり。ふたりの会話も自然に盛り上がっていく。
そして、その好奇心に応えるのは、カウンターに立つ井谷シェフ。
郷土料理のテイストを損なうことなく、日本人の嗜好に合わせてアレンジしたひと皿は、現地のエスプリを感じさせつつも、味わいは軽妙。
ワインはすべて自然派ワイン。フリウリを中心に、オーストリアやスロベニアなど隣国のワインを置いている。
「小さな店なので、ワインも小さな醸造家のものを入れるようにしています」とはオーナーの及川さん。
グラスワインも、スパークリング3種、白ワイン9種、赤ワイン8種と豊富にそろい、選ぶ楽しさも存分にある。
お店を出れば、また艶やかな街並みがふたりを迎える。こんな最高の環境をどう生かすかは、まさに貴方次第。
■ふたりで2万いかないぐらいが丁度いい!
サンダニエーレ産プロシュットと
プロシュットコット盛合せ×1 ¥1,800
モンタージオのカヌレ×1 ¥1,600
チェバブチチ 赤と白のソース×1 ¥2,300
ビーツ入りミニャクリス 鹿のラグーソース×1 ¥1,600
グバーナ×1 ¥750
ピスタチオのジェラート×1 ¥600
スパークリング×2 ¥1,800
グラスワイン×6 ¥5,400
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小計 ¥15,850
サービス代×2 ¥800
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合計 ¥16,650
大人も「初デート」は浮足立つ!
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この記事へのコメント
感想を投稿できるのですね。
ちなみに、これ、突然音楽が流れるから、街中で見ていたら非常に迷惑😥