2019.01.16
大衆以上、超高級未満の絶品中華 Vol.4表参道において、この店を知らなければモグリといえるほどの名店が『中華風家庭料理 ふーみん』だ。
「納豆チャーハン」や、「ねぎワンタン」、「ふーみんそば」など名物メニューも多数。この伝説的な料理の美味しさに、今回は動画で迫った!
食通からも愛され続ける創業47年のレジェンド店!
骨董通りの小原流会館にある『中華風家庭料理 ふーみん』。 神宮前から南平台を経て32年前にこの地に移転して以来、表参道で愛され続けている名店である。
名物豊富な『中華風家庭料理 ふーみん』で、まず紹介したいのは、「ふーみんそば」だ。
見た目はザ・中華そばというシンプルなビジュアルであり、食べる前から味は想像が付きそうなものだが、いい意味でその期待は裏切られる。
まさに中華そばという味わいであるにも関わらず、琥珀色に輝くスープは、飲んだ瞬間に深いコクと旨みを感じ、細く繊細な麺は何度もすすりたくなるほどに美味。
麺のお供としても最適なのがこちらも人気の「ねぎワンタン」。この「ねぎワンタン」の美味しさの秘訣は油の温度だ。
茹でた後、さらしネギ、生姜を載せてから醤油、胡椒などで味付けした後、ジュワッと高温のねぎ油をかけて仕上げるのだが、この時の油の温度がポイントなのである。
熱すぎてしまうと、焦げ臭くなってしまい、少しでも低いと、油っぽさが際立ってしまうのだ。油をかけるという簡単そうに見える工程のなかにも、熟練技が必須なのである。
舌の肥えた人々を虜にし続けているのが、名物「納豆チャーハン」である。
チャーハンに納豆という、斬新な組み合わせでありながら、なぜかクセになる。その誕生は神宮前時代の常連客の一言からだった。
「納豆のおいしい食べ方知っている?肉と炒めると美味しいらしいよ!」という話を常連客から聞いたふーみんママは、早速試作。食べてみるとその美味しさに驚き、即メニュー化!
「挽肉と納豆炒め」からアレンジを加えていき「納豆ご飯」、「納豆チャーハン」と徐々に増えていったのだ。
こんなに納豆の美味しさが引き出されるコツが知りたく、作り方の工程も伺ってみた。
まずは、卵を半熟に炒めたところに、ご飯を入れる。お米に卵を纏わせるように炒めたら、ネギを入れて香りを出す。ネギの香りが出たら叉焼、人参、搾菜を入れて、もうひと炒め。
塩で味を調えたら、最後に納豆と青ネギを投入。最後に醤油を鍋肌に垂らして、香りを付けたら完成だ。納豆は最後にそのまま加え、粘りを出さないのがポイント!
『中華風家庭料理 ふーみん』には、訪れた人それぞれにとっての“名物”ができる。お酒はもちろん、ご飯も欲しくなる「たらこ豆腐」もそのひとつ。
たらこの持つ塩気と旨みを全身に纏った絹ごし豆腐は、言うまでも無く最高の美味しさなのだ。
また他にも、「レタスのかに淡雪がけ(温サラダ)」や、旬の食材を使った料理も揃え、行くたびに新しい料理に出会えるのも嬉しい。
ふーみんママが大切にしているのは店名の通り「中華風家庭料理」であること。毎日食べても飽きず、初めて食べたのに懐かしさを感じてホッとする…。
長年愛され続けている理由は、こういった優しい想いが全ての料理に込められているからだろう。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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