今さら聞けないワインの基礎知識 Vol.15

値段を見るなり高い安いと意見する男性、実際女性はどう思ってる?

柳「うん。ワインの値段はおおむね需給バランスで決まる。例えば人件費や土地代の安い産地なら、コスパのよいワインのできる可能性は高いよね。それに美味しいワインでも生産量が大きければ、高い値段を付けづらい。まっ、本当に美味しいワインは大量生産が難しいけどね。」

――時々ネットで「あの畑の真隣でお値段半額!」とか、「カリスマ醸造家が手がけるお手頃ワイン」といった売り口上を見かけますが?

柳「そういうのほど要注意。畦道ひとつ隔てただけで土壌ががらっと変わることもあるし、どんなに優れた醸造家でも並みのブドウから名ワインを造ることは無理に等しい。」


ずばり、柳がいち押しするお値打ちワインの産地とは?


――う〜ん、値段と質のバランスが良いワインを見分ける、簡単な手がかりってありませんか?

柳「ないね(きっぱり)。ひと昔前ならこの産地がお買い得とか、この造り手のワインは今のうちに買っておくべきって言えたけど、インターネットの普及でそうした情報は瞬時に知れわたって、すぐに値段が上がってしまう。でも……。」

――でも?

柳「不思議なことに価格高騰が起きず、いつもコスパ高いな〜と思わずにいられない産地がひとつ。」

――どこですか? どこ、どこ?

柳「フランス南部のローヌ地方。ここは減農薬や有機栽培の造り手が多く、力強さと気品を兼ね備えた赤ワインがざくざく見つかる産地なのに、価格はいつだってリーズナブル。3,000円前後で驚くほど美味しいワインが手に入る。

とくにスパイシーな料理と合わせたら抜群だから、この夏の暑さを乗り切るには欠かせないワインばかりさ。レストランでピエール・ガイヤールのサン・ジョゼフあたりを、さらりと注文する男がいたら、「お主、できるな」って思っちゃうね。」

――きゃ〜、東カレがきっかけで値上がりしたらたいへん!

柳「今のうちに買い占めときな。」

たとえば、こんな1本
「ピエール・ガイヤール サン・ジョゼフ・ルージュ 2016」

ローヌ渓谷北部、エルミタージュの丘の対岸に広がる産地がサン・ジョゼフ。80年代にコート・ロティの銘醸畑ラ・テュルクを開墾したピエール・ガイヤールは、今やローヌの第一人者。力強さの中にしなやかさの感じられるワインが、シラーから生み出される。

¥3,996/株式会社nakato ワイン営業部 TEL:03-3405-4222


教えてくれたのは、柳 忠之さん

■プロフィール
世界中のワイン産地を東奔西走する、フリーのワインジャーナリスト。迷えるビギナーの質問に、ワインの達人が親身になって答える

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