−年の差婚−
40代のリッチな夫に、20代の美しい妻。
多くの人は思うだろう。打算で結ばれた男女。
そこに「愛」などあるはずはない、と−
保険調査員の小林真奈(30)は、51歳で急死した資産家・山中修也の妻、塔子(30)の元をたずねる。4年前に結婚した夫妻は、22歳の年の差婚だった。
−夫を、愛してはいませんでした。
そこで塔子の口から次々と飛びだす、にわかに信じられない告白の数々。
−私、男性経験1人なんです。相手は夫じゃありません。
塔子には山中との結婚前、「私のものにならないなら死んじゃえばいいと願った」ほど愛した男がいたらしい。
その男とは、一体何者なのか–
美しい指の男
–私、山中とは寝ていないんです。出会ってから4年半、一度も。
小林真奈(30)の頭の中で、未亡人の言葉が何度もリフレインする。
ありえない。出会ってから、一度も?
しかも相手はあの塔子だ。20代の頃の松嶋菜々子と黒木メイサを足して、壇蜜のエッセンスをまぶしたような。......
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この記事へのコメント
いろいろ想像した挙句の「焼き鳥にはビールだろ!」
だよねー\(^o^)/