2018.06.21
ふぞろいな駐妻たち Vol.6駐妻【ちゅうづま】―海外駐在員の妻。
数多の平凡な妻の中で、一際輝くステータス。それは期間限定のシンデレラタイム。 そして普通の女に与えられた「劇薬」。
共通点はただ一つ、夫について、海外で暮らしていること。
駐妻ワールド。そこは華麗なる世界か、堅牢なる牢獄か。
夫・彬の赴任に伴い、タイ・バンコクに来た里香子。タイ語教室ではマダムたちのマウンティングランチに意気消沈しかけるも、バンコクで働く友人ケイと、同じく駐妻の雪乃に励まされ、なんとか気を取り直す。
しかし会社の奥様会でも違和感を覚え、彬の心ない一言が追い打ちをかけるが、平穏を保ちたい一心で黙殺するのだった。
一方、雪乃は、夫・仁志が隠し口座から多額の現金を引き出していることを知り、愕然とする。そこに「女連れで空港にいた」とケイからの目撃情報が入り―。
「これが仁志さんが連れてた女の素性。仁志さん、アソークの有名なゴーゴーバーに入り浸ってる。特定の女っていうより、何人かのお気に入りのゴーゴー嬢がいて、代わる代わるペイバーしてるみたいね」
ケイが、淡々と報告書を雪乃に渡した。
「ゴーゴーバー?ペイバーって?」
ケイの......
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理香子はタイで仕事探せばいいよね。それかタイの大学に通って勉強するとか。
彬の昇進が決まった今だからこそ。
それで日本に帰って仕事を探すなり、タイに残るなり、よくよく2人で話して決めればいい。
彬は単身でも誘惑に屈することなさそうだし。
いつまでも我慢できるなら「察してちゃん」もいいけど、そうじゃないでしょ。
彬はどうして自分のために全てを捨てた里香子の苦悩が分からないの??
キャリアを大切にする男の人なら、それを奪われる苦しみは想像できるはず。察してちゃんは駄目だけど、もう少し相手の立場になって!
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