新橋・烏森神社のお膝元、小さな老舗や雑多な大衆居酒屋が軒を連ねる裏通り。そのうちの一軒に、鮮やかなブルーの木枠がひと際目を引く店がある。
新橋とは思えないスタイリッシュなガラス戸の向こうには、美味しい時間を約束してくれる魅惑の空間が広がっていた!
ガラス扉越しに感じるのは行き交う人の羨望の眼差し
『TXIKI PLAKA』
大きく採られたガラス張りの外観で、はっとするほど鮮やかなブルーのドア枠が印象的なのは、昨年10月にオープンした『ティキプラカ』だ。
定番の肉ビストロや、見慣れた風貌の店が無数にひしめき合う新橋だからこそ、このような洒落た外観は、異質な存在として際立っている。その奥からは食事を楽しむ大人たちの賑わいが感じられ、思わず中を覗きたくなる。
会社帰りに同僚をアテンドすれば、裏通りに突如現れるこの店の存在感が、皆を驚嘆させること間違いない。
〝世界一の美食の街〞として知られるバスク地方の料理に魅せられた女性店主が、腕を振るうこの店の造りはいたってシンプルで、10人掛けのロングテーブルが一卓のみ。
空間のセンスだけではなく料理のセンスと美味しさも群を抜いていると評判だ。
冷製ラザニアは、脂がたっぷりのった鰯とトマトの酸味、コクのあるオリーブタプナードの味わいが見事に融合。ピンクペッパーの風味もアクセントに。
料理は、本場バスクの要素を踏襲しながらも、素材の組み合わせやソース使いは、新しさの追究も怠っていない。
名物のオープンサンドをはじめ食材の絶妙な組み合わせや、彩り豊かな盛り付けは他にない。そんな美食をより引き立てるのが、10席しかないロングテーブルだ。小皿料理で賑わう、本場タパスバルのカウンターを連想させる。
感度の高い大人だけが選ぶ、新橋の異空間に仲間と身を置けば、優越感をくすぐられる、心地のよい夜となる。
【お詫びと訂正】
2018年月刊誌東京カレンダー7月号(5/21発売)、P.25の衣装クレジットに誤りがありました。女性ブラウスのブランド名および問い合わせ先、正しくは以下の通りです。
【誤】マイカ アンド ディール/マイカ アンド ディール 恵比寿本店✆03-6455-0927
【正】マルシャル・テル/ザ・テント代官山店✆03-5784-0430
謹んで訂正するとともに、 皆さまならびに関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
いつもと違う「上質な新橋」を大人は知っておくべき!
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